卒業後、個人ブランド「tanakadaisuke」を立ち上げ、ファッションデザイナー・刺繍作家としてアーティストやCMの衣装を手がけています。衣装やアイテムのオーダーは、基本的にお任せいただけるので、素材をはじめデザイン、縫製、仕上げまで、すべて自分が納得のいくモノ作りを貫くことができるのがこの仕事の魅力です。2021年にはコレクションブランド「tanakadaisuke」としても新たな挑戦をはじめました。東京・大阪を中心に受注会を開催しており、今までの活動だけではできなかった、様々な方へお洋服を届けられる環境で小さな範囲の物語からより大きな世界へ発信していくことにやりがいを感じています。
大学へ進学するつもりでしたが、書店で目にしたイギリス人ファッションデザイナーの作品や、海外アーティストのライブ衣装に感銘を受け、「洋服を作りたい!」と大阪文化服装学院への進学を決めました。大阪文化はアパレル企業や業界とのコラボレーションの機会が多く、在学中からプロの現場を経験できます。また、コンテストにも積極的にチャレンジできるので、学校の中だけではなく、他校の学生やファッション業界の方々と関わりながら、自分の力を試すチャンスがたくさんありました。自由な発想で、個性と表現力を伸ばせる恵まれた環境だと思います。
デザイン画の描き方から刺繍、縫製、素材といった自分のアイデアを形にする技術、思いを表現する方法などデザイナーに必要なすべてを大阪文化で学ぶことができました。やる気の分だけ成長できる環境が揃っています。大阪文化にはファッションを学ぶ5学科があり、将来の目標に合わせて選ぶことができます。学生はみんなファッションが大好きで、ファッションで夢を実現したいと思っている人ばかりだったので、たくさんの刺激を受けることができました。
ファッションブランド「tanakadaisuke」主宰。ファッションデザイナー、刺繍作家/大阪文化服装学院 ファッション・クリエイター学科/2015年3月卒/大阪文化在学中、授業や作品づくりの傍ら、コンテストにも積極的にチャレンジ。2014年「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」秀作賞受賞、2015年「第89回装苑賞」のファイナリストに選出。卒業後、アパレル企業にて経験を積み、ブランド「tanakadaisuke」をスタートさせる。現在は自身のブランドのほか、アーティストやCMなどの衣装も手がける。“Instagramを見た”とスタイリストなどからオーダーが舞い込むことも多いそう。