
楽しい世界が表現されたマジパンコンテスト受賞作と
「アンリ・シャルパンティエ」や「シーキューブ」といったブランドのお菓子を製造する会社で、焼き菓子をつくる部署に所属しています。焼いたサブレに、手作業でクリームを絞ってフルーツを飾り付け、多い時は一日に2万個以上つくることも。短期アルバイトや派遣が中心のチームメンバーは15人前後で、外国人の方も多いです。私の一番重要な仕事はチームのマネジメント。誰がやっても同じ品質を保ち、限られた人数で目標を達成するために、最初の教育から個性を見極めたポジション配置まで、頻繁にコミュニケーションを取りながら進めます。手作業の多い部署だからこそ、みんなの協力や団結力で生産性を高められるのが面白いところです。
実習量に魅力を感じ、DAICHOのオープンキャンパスへ。先生方の親しみやすい雰囲気や、きれいで本格的な設備が揃う校舎を見て、絶対にここで学びたいと思いました。幼い頃から好きだったお菓子づくりの背景にある理論を学ぶとさらに面白く、パティシエになる夢が広がりました。ショップ実習で身についたチームワークは、今の仕事につながっています。リーダーとして自分からこまめに声をかけ、楽しみながらもそれぞれが責任を持って作業をこなす「ワンチーム」の面白さを初めて知りました。マジパンとの出会いもDAICHOです。専門にされている先生のもと、かわいらしさに惹かれて始めたら、ハマりました。今もコンテストへの挑戦を続けています。

こまめにコミュニケーションを取ることが大切です
最終的な夢は、今の会社の名前の由来であり、私自身も大好きなクレープをメインに、おいしいお菓子を提供するお店を持つこと。それまでに一つでも多くの経験を重ね、機会があれば社内のほかの部署でも仕事がしてみたいと思っています。就職時はこの会社だけを志望しました。お菓子づくりの世界大会に出場するような、憧れのパティシエが多く在籍していたからです。社内に選抜制の菓子研究部があり、コンテストや講習会への参加を会社も応援してくれています。業務後や休日に練習を重ね、今年、マジパンのコンテストで受賞することができました。部署やジャンルを横断し、尊敬する先輩方と一緒に技術を磨ける毎日は、夢のように充実しています。

その日の生産目標や人数、個性も考えたチームづくりを

株式会社スタジオ・シュゼット 勤務/製菓総合本科 卒/2024年卒/学生時代からマジパンの魅力に夢中だというMさん。「飴やチョコレートでも行う『細工』の基礎を身につけられるのがマジパン。材料の準備が簡単で何度も練習でき、その度に上達していくのが目に見えてわかります。コツコツとつくったパーツを組み立て、完成した時の達成感はやみつきになりますよ(笑)」。チームでの仕事は、「まず自分ができていること」を大切にしている。生産目標やメンバーが毎日変化するのは刺激的で、恵まれた環境にいると話す。「大変なことがあっても、過ぎれば楽しい思い出になる。いつも目の前のことを一所懸命にやるだけです」。
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