例えば、運動の苦手なお客様で肩こりや腰痛でお困りの方が、私の提案するメニューをこなしていくうちにその症状が徐々に改善していき、そのことに感謝される時や、そこにとどまらず、さらに健康になるためのステップアップに向けた助言を求められた時などにやりがいを感じます。また、野球やサッカー選手などのアスリートに、怪我の予防やパフォーマンスをあげるために、トレーニング指導を求められることもあります。この仕事の魅力は、性別・年齢・個性・目的がさまざまで多様なお客様への対応を通じ、常に多くの指導法を深く習得できること。また、自分自身も健康になり、それら全てを仕事にフィードバックできるところにあると感じています。
私は小学生の高学年の頃から高校入学までラグビースクールに通っており、高校ではラグビー部に所属していました。ラグビースクールには監督・コーチ以外にトレーナーの方もいました。トレーナーの指導でウォーミングアップやストレッチを行い、テーピングなども施していただきました。競技そのものが怪我の多い『ラグビー』という競技で、競技者の身を守り育てる仕事に直に触れ、トレーナーに対する尊敬や憧れが大きくなりました。高校の部活でトレーニングを客観視し、トレーナーの仕事に興味を持ちトレーナーになるための学校を探し、本校を見つけて進学しました。
本校の授業では、体や心・健康などの基礎知識のほか、解剖学などの専門知識を座学で学べますが、私自身は体を動かすことが好きだったので、トレーニングを実際に行う授業が好きでした。トレーニングの授業では、解剖学などの専門知識に基づく測定の授業もあり、実際に測定値を確認することでトレーニングの効果を実感しながら、効率良く身体を鍛える方法を習得できたと思います。また、少人数での授業だったので、先生との距離が近く、授業中の質疑応答にもレスポンス良く答えていただきましたし、同じ夢を持った者同士が集まるクラスで学ぶため、仲間とのディスカッションも活発に行え、常に楽しく学べたことが印象に残っています。
例えば、『運動』が好きなら『運動』に関わる仕事を研究するなど、自分の『好き』な事を見つけ、それを大事にしてください。また、私の場合は、学生時代に受けた授業そのものが非常に楽しめ、それが現在の仕事に繋がっているので、高校生のみなさんも、自分の楽しめそうな進路に進んで欲しいと思います。学生時代は実際のラグビーチームに帯同してトレーナーの経験を実践的に積むことができ、その経験が今も非常に役立っています。自分を信じて自分の心に素直に従えば、きっと将来の夢が実現しますよ!!
(株)TMコンサルティング オルソフィット24/健康スポーツ学科 卒/2016年卒/社体学生時にボランティアとしてラグビーチームに帯同し、トレーナーとしてのキャリアをスタート。チーム内の年齢や性別がざまざまな人に、トレーニングの目的や方法などを分かり易く説明し、納得してトレーニングに向き合ってもらえるように力を注ぐことで、コミュニケーション能力が磨かれたと実感した。