私が働いているのは、整形外科クリニック附属の加圧デイサービストレーニング施設です。施設では、より健康な体をつくりたいと考える高齢者様に加圧トレーニングやレッドコードエクササイズなどのリハビリテーションを行っています。私は柔道整復師としてリハビリテーション全般を担当。ADL(日常生活動作)の維持・向上を目指して、利用者様一人ひとりの状態に合わせたサポートをしています。医療・介護分野に関わる今の職場では、高齢者ならではの内科的疾患や障害について勉強できるのが魅力です。また、世代の違う方々と日々コミュニケーションを取る中で考えを理解し、その人の希望に沿ったサポートができるのはやりがいに感じます。
大阪ハイテクノロジー専門学校の柔道整復スポーツ学科を選んだのは、国家資格の柔道整復師とスポーツ分野への活躍先が広がるアスレティックトレーナーの両方を取得できることからでした。在学中に人の骨や筋肉などの身体に関わる柔道整復分野と、スポーツ、トレーニングのことを学んだおかげで、現在の運動をメインとしたデイサービスという新しい分野の仕事につながっています。また、アスレティックトレーナーの実習で、色んな実習に参加したことは、社会人になって異分野への視野を広げ、そこに飛び込むみ、チャレンジする気持ちを育んでくれました。学生時代の色んな経験が今の自分につながっていると感謝していますね。
学生時代は、解剖学や生理学、柔道整復学に加えて、スポーツ学や健康科学などをトータルに学びました。どの分野も現場経験豊富な先生から実践的な指導を受け、スキルも身につけることができました。印象に残っていることは、柔道整復師とアスレティックトレーナーの資格を同じ年に受けたこと。両方の試験勉強を進める中で、最初は集中力やモチベーションを保つのは、大変でしたが、クラスメートの励ましや一緒に頑張る姿勢に触発されて、乗り越えられました。クラス全体の仲が良く、切磋琢磨できる環境があったことは本当に良かったと、今振り返って思います。勉強だけでなく、学園祭なども行事も多くあり、充実した学生生活を送れましたね。
増田整形外科クリニック・加圧トレーニングデイサービス勤務/柔道整復スポーツ学科/2016年卒/子供の頃からスポーツを楽しみ、高校2年生の時には「将来は、スポーツ選手をサポートする仕事に就きたい」との目標を持った葭矢さん。専門学校への進学を考える中で、柔道整復師とアスレティックトレーナーの両方のライセンスを取得できることに魅力を感じて、大阪ハイテクノロジー専門学校の柔道整復スポーツ学科に入学を決めた。卒業後はフットサルなどのスポーツチームをサポートしていた。現在は、高齢者の健康増進に貢献する運動をメインとしたデイサービス施設で、リハビリテーションやサポートに取り組む。