埼玉医科大学国際医療センターの包括的がんセンターで会計業務を担当しています。会計入力とレセプト点検が主な仕事ですが、患者様から会計内容や高額療養費制度などについてお問い合わせをいただいた際は、私たち事務スタッフにとってはよく知る内容でも患者様にとっては初めて目にされたものも多いので、わかりやすい言葉でご納得いただくまで丁寧にご説明することを心掛けています。説明後「ありがとう」と声をかけていただくと、本当に嬉しく、また頑張ろうと仕事への意欲もわいてきます。医師や看護師のように、直接医療にかかわるわけではありませんが、医療事務は病院運営に欠かせない仕事。やりがいはとても大きいです。
小さい頃に行った病院の受付の方がとてもやさしくて、私もこんな風に人を安心させられる大人になりたいと思いました。その時の気持ちがずっと忘れられず、いつしか仕事としても考えるように。学校選びをどうしようかなと迷っていた高3のある日、友人がSOKKIのOCに行くから一緒に行こうよ、と誘ってくれたんです。特に何も考えず参加したOCでしたが、雰囲気がとてもよくて、帰るころには「この学校で学びたい!」と決めていたほど。もう一校OCに参加しましたが、やはりSOKKIの方が雰囲気もカリキュラムも私に合うと思いました。通学には少し時間がかかりましたが、多少遠くても自分に合う学校だから通うのも苦になりませんでしたね。
クラス制だったので入学後すぐにみんなと仲良くなれました。やさしい友だちばかりだし、先生には何でも相談できたため、本当に楽しい学校生活でした。専門学校は勉強ばかりというイメージがありましたが、体育祭や文化祭もあり、とても盛り上がったことも忘れられない思い出に。学びの面では、ホスピタリティの授業が印象に残っています。今の私の仕事は患者様と接する機会はあまり多くないものの、ホスピタリティの大切さを学んだおかげで、いつも自分の仕事の先には患者様がいらっしゃることが意識できるようになりました。また、思いやりの気持ちを持つことで、外部の方やともに働く職場の人たちとのやりとりもとてもスムーズになります。
埼玉医科大学国際医療センター 事務部医務課 勤務/医療秘書科/2019年3月卒/埼玉県出身。SOKKI卒業後は、埼玉医科大学国際医療センターに入職。「とても大きな病院なので仕事が細分化されており、いつもは包括的がんセンターの受付カウンターの奥にある事務室で仕事をしています。そのためクリニックのように受付業務も兼務することはあまりありません。でも、患者様やご家族に対応するときはいつも笑顔で思いやりの気持ちを忘れないようにしています」と語る。お金や専門的な書類を扱う仕事だけに、ときには患者様から「わかりにくい」と説明を求められることもあるが、そんなときにこそより丁寧な対応を心掛けているという。