チームで大きな施設を造り上げることが面白いです
2024年6月に着工した横浜市の公共施設の建設現場で施工管理を担当しています。計画の立案から現場管理まで、工程や品質、安全管理などの施工管理が主な業務です。自分が計画したものが実際に現場に反映され、計画通りに進んだ時の達成感は格別で、なかなか他では味わえないものだと思います。一枚の設計図から始まって、それが形となり、最終的には地域の人々に長く利用される建物になる。その全過程に関わることができ、自分の仕事が社会に貢献していることを実感できるのが、この仕事の大きなやりがいです。
父親が大工だったこともあり、小さい頃から住宅の建築現場や仕事を見る機会がありました。元々物を作ることが好きだったこともあり、徐々に将来の職業として建築を意識するようになりました。その中でも多くの職人さんを束ねて大きな建物を建てられる施工管理という職種を知り、興味を持つようになりました。単に物を作るだけでなく、プロジェクト全体をマネジメントし、多くの人と協力して一つの大きな建物を完成させる責任とやりがいが魅力でした。そこで将来のことを考えた結果、長い歴史を持ち、豊富な就職実績がある浅野工学専門学校であれば、建設業界で活躍するための確かな基盤を築ける環境として最適であると考え、入学を決めました。
学生時代に身につけた豊富な知識が今も生きています
学生時代で最も印象に残っているのはグループ課題です。クラスメイトと意見を出し合いながら課題に沿った設計模型を作ったり図面を引いたりすることがすごく楽しかったです。チームワークの大切さを学ぶと同時に、仲間と協力して一つの作品を完成させる達成感を味わうことができました。また他の学校ではなかなか触れる機会がないコンクリートやセメントの実習では、学生時代にそれらに慣れ親しむことができ、現場で必ず使用する材料の性質を事前に深く理解できたのは大きな収穫でした。この経験が現在の施工管理の仕事に直接生かされており、学生時代に基礎をしっかり身につけておいて良かったと実感しています。
職人はじめ各部門との情報共有は欠かせません
大成建設株式会社勤務/建築工学科/2023年卒/入社1年目で難関の「一級建築士」資格を見事に取得した佐藤さん。今後は「1級施工管理技士」を目指す予定で、「資格取得はあくまでスタート」と語る通り、明確なキャリアデザインを描いています。プライベートでは会社の借上げ社宅で一人暮らし。休日の過ごし方はシンプルで、サブスクリプションサービスを利用して映画やアニメを観賞することが多く「残業が少なくしっかり休みがとれるなど、福利厚生がしっかりしているのでいい」と話してくれました。仕事に対する真摯な姿勢と、プライベートではリラックスした時間を大切にするバランスの取れたライフスタイルを送っています。
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