「デザイン」の言葉の中には、企画、プロデュース、チーム運営など制作に必要なプロセスすべてが含まれると思っています。人に伝わるデザインとは何か。その先にある人と人のコミュニケーションを想像し、どんなふうに気持ちを動かし、どんなアクションを生むか。今求められるのはそうした広がりを「提案できるデザイナー」です。一見ネガティブなお題も角度を変えてみれば解決策がある。一つのキーワードから掘り下げて思考し、アイデアを出すプロセスや、デザインや企画で表現することを学ぶと、世の中の出来事やものごとを広い視野でワクワクしながら見られるようになります。細かな段取り力や、プレゼンテーション力など、将来仕事のいろいろな場面で役立つ思考力や技術が身についますよ。
1年生の「ヴィジュアルコミュニケーション」では、自分の名字のルーツなどを調べた上で自己紹介を行う。自分や相手を知ること、人や物事に興味関心を持つことは、クリエイティブの第一歩。大峯先生は「深いデザインに繋がる基礎です」と話す。2年生の「地域コラボ実習」では、実際の商店街や企業などの依頼や課題解決に向け、デザインや企画を提案。プレゼンを通して依頼主の意見や質疑応答を反映させながら作り上げる経験ができる。普段から自分の意見を伝える大切さを学び合い、明るい雰囲気の中、のびのびと創造性を発揮している。
自分の価値観、経験、感覚を最大限に生かし、依頼に対してデザインで答えを出していく仕事です。知らなかったことが、知りたいこと、伝えたいことに変わるデザインのステップをワクワクしながら一緒に学びましょう。
専門分野:企画・デザイン・プロデュース・ディレクション・キャラクターデザイン
CM制作会社を経て、仙台の広告制作会社(株)グラフィック・トイに入社。そこでローカルエリアの広告提案企画制作、デザイン、企業のキャラクター制作、企画運営など様々なイベント企画制作を行う。2023年2月に退社し「ゼロイチ企画」として独立。プランから制作・運営までトータルに請け負っている。