今の仕事は警防係で、災害や火災に備えて訓練していますし、隊員として救急活動も行っています。消防士はいつも訓練しているイメージが強いですが、朝は車両の点検、その後は事務所で事務仕事、時間を見つけて訓練といった毎日です。いつ指令が来るか分からないのでいつでも出動できるように万全の状態で備えるようにしています。消防訓練のために小学校に行くこともあり、「かっこいい」「自分もなりたい」という子どもたちの声を聞くと、とても嬉しいし、やっていて良かったと感じます。また救急で搬送した方が回復して署に挨拶に来てくれることもあります。「ありがとう」の言葉にやりがいを感じます。
この仕事に興味を持ったのは、高校3年生の時です。将来は地元の人々の役に立てるような仕事につきたいという思いがあり、火災や災害といった面から住民を守る「消防」という仕事に惹かれました。消防士は人を助けるのが仕事ですが、職場の人が困ったり悩んだりしている時に助けられないようでは住民も助けることはできないと思います。だから周囲の人との日頃のコミュニケーションを大切にしています。細かいことに気がつけて、人への心配りのできる人になりたいと思っています。今、仕事でチャレンジしたいことは、消防救助技術大会で県大会に出場することです。その目標に向けて、毎日、職場の人たちと一生懸命、訓練に励んでいます。
学校選びとしては説明会に参加したり、見学に行くことが大切だと思います。パンフレットやネットの情報だけだと不十分です。授業の進め方や勉強内容を聞いて、学校生活のイメージを膨らませたり、先生の話を聞いて、仕事に関する理解をより深めたりすることが大切だと思います。また試験対策としては、過去問をたくさん解いて自分の弱点を見つけてなくすようにすること。ウエノではそれぞれの分野のプロが教えてくれるので、内容がとても分かりやすく安心して試験に臨むことができました。そして挨拶やマナーを学べたことも仕事で役に立っています。秘書検定やExcelの試験勉強をしたことで、来客の対応や事務仕事もスムーズにできています。
宮古地区広域行政組合 山田消防署/法律行政学科 上・中級公務員コース 卒/2017年卒