スタイリストとしての仕事は広告案件を中心に多岐にわたります。CMや映画など映像作品のほかに、TV出演するタレントのスタイリングや、最近では時計ブランドの展示会の内装も手掛けました。独立して以来、クライアントに喜ばれることをやりがいにスタイリストを続けてきました。それと同時に、自分のやりたいことを突き詰めた表現としてファッションデザインの仕事もしています。僕のブランド「ユキヒーロープロレス」のコンセプトは、"誰かのヒーローになれる服"。子どもの頃から大好きなプロレスをモチーフにしたファッションアイテムを、毎シーズン製作しています。これからも百貨店でのポップアップやプロレスラーとのコラボ商品といった様々な企画を通して、着る人が誰かのヒーローになれるような服を届けたいですね。
スタイリストとデザイナー、どちらも全力投球で活動中。授業では経験から得たリアルな知識を教えます。
手嶋先生の授業は、企業連携による作品づくりで実践的なスタイリングを学ぶ「スタイリングセッション」。実際に放送されるCMの衣装をスタイリングしたり、公開される映画の衣装を製作します。それに加えて、学生たちが将来手掛けてみたい案件をプレゼンして、それを外部に評価してもらう環境も整えているそう。「作品のクレジットには学生たちの名前を入れてもらい、仕事の実績としてカウントできるようにしています」と手嶋先生。在学中に表参道の店舗に飾られるような作品を「自分で作った」といえる経験が大きな自信につながります。
手嶋先生と一緒に衣裳製作に携わりながら、"プロの仕事"とは何かを実践で体得していく授業です。
進路の悩み・迷いは大人になっても続きます。僕自身、今も衣装に使う糸の色を悩んで一日過ぎることもあるくらいです。誰かに言われてではなく、何事も自分で考えて決めることが大切。その力を青カレで身につけよう!
ファッションだけではなくモノづくり全般が得意な手嶋先生。最近は自身の手で車とバイクを組み立てたそう。
専門科目:スタイリングセッション
略歴:2011年よりスタイリストとして独立。TV、広告、タレントのスタイリングの他、衣装デザインや内装デザインも手がける。自身がデザイナーを務めるアパレルブランド「ユキヒーロープロレス」を持ち、2017年に直営店「REBLICHAL」をオープン。2012/2015年、新人デザイナーファッション大賞プロ部門に選出。2020年、毎日ファッション大賞新人賞にノミネート。
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