3歳~小学6年生までの子どもを預かり、楽しく英語を身につけさせるのが私の仕事です。リズム体操をしたり、英語の絵本を読み聞かせたり、子どもたちが飽きずに学べるようにプログラムを工夫しています。一言もしゃべれなかった子どもが、「My name is~」と自己紹介ができるようになる、読み書きが身につく。そんな英語の上達ももちろんですが、お箸の使い方が上手になるとか、勉強に対して積極的になるなどの、生活面や精神面での成長が見られるのもとても嬉しいです。シャイで人前で話すのが苦手だった小4の男の子が、発表会で大勢の人を前に堂々と英語でスピーチしている姿を見た時には、英語と精神面の両方の成長に感動しました。
子どもが好きで、保育園に通っている頃から、将来の夢は保育士さん。高校生の時に1年間ニュージーランドに留学し、英語の楽しさを知りました。その2つが結びつき、「自分が知っている英語の楽しさを子どもに教えてあげたい」と思うようになりました。高校卒業後にアメリカの大学のジャパンキャンパスに通ったのですが、自分がやりたいこととは違うと感じるようになり1年で中退。そして、神田外語学院に児童英語教育科があることを知り、学校説明会に参加しました。「ここなら、やりたい仕事に就ける!」と思い、入学を決意。神田で学んだことで、自分の「英語の楽しさを教えたい」という思いにピッタリと合う仕事に就くことができました。
神田外語学院で学んだことは今の仕事にとても役立っています。児童英語指導法で模擬授業をくり返したことで、レッスンのゴールを決めて段取りを考える方法が身につきました。ストーリーテーリングの授業では、子どもたちをひきつける絵本の読み方を学びました。コミュニケーションスキルで電話対応や敬語の使い方を学んだことは、保護者対応に役立っています。子どもの発達を学んだことで、一人一人の子どもに会った接し方ができるようになりました。授業以外でも、キャンパスアドバイザーとして学校見学に来る高校生や保護者の方の対応をしたことで、人前で話すこと、自分の言いたいことを簡潔に話すことなどが学べ、成長できたと思います。
Kids Duo(株式会社やる気スイッチグループ)/児童英語教育科/2018年卒/子どもたちに接する時に常盤さんが気をつけているのは、ボイストーンと表情、ボディランゲージ。「子どもたちはこちらの言っていることを100%理解できているわけではありません。“Good job”と言っても、私の表情が笑っていないと伝わらなかったり、逆に注意をしても効き目がなかったり。だから、怒る時には低い声、褒めるときには高い声でオーバーアクションにするようにしています。最初の頃は、家の鏡の前で、喜んだり、怒ったりの表情を練習したことも」。そんな常盤さんの目標は、子どもたちの成長を長く見守ること。「今の3歳が小6になるぐらいまで、見守りたいです」。