私が携わっているのは、バンダイナムコスタジオ独自のゲームエンジン開発。ゲーム業界では、UnityやUnreal Engineなどが有名ですが、大規模なゲーム開発現場では、適したゲームエンジンが必要とされることもあります。そうしたゲーム開発の土台であり、ゲーム開発チームの全員が使うモノに関わることは責任重大。ですが「自分が開発に参加したゲームエンジンを使って多くの魅力的なタイトルが創られ、最終的にユーザーを喜ばせることができる」と考えるとやりがいは大きいです。しかも、子どもの頃から大好きだったタイトルを多く手がけるバンダイナムコスタジオの開発現場を支えられるのは本当に幸せですね。
学校入学時は、プログラミング知識は無かったのですが、1年次にC言語だけを1ヶ月半かけて集中的に学ぶカリキュラムのおかげで、かなり開発スキルを身に付けられました。そして、その知識を活かして実際にシューティングゲームなどをつくる内にスキル習得に加え、スケジュール管理もできるように。こうした環境で身につけたC++やC#、Pythonなどのプログラミング言語は、今の開発でもメインとして使っているため、かなり役立っていますね。それと、2年次の進級作品「Miyadaiku Engine」を、作品発表会「Digital Works」で企業の皆さんの前で発表させていただいたことは今も覚えています。
神戸電子専門学校には、学生一人ひとりに真摯に向き合ってくれる先生が多くいるのが魅力。私の場合は「ゲームエンジンをつくりたい!」との想いを先生にも伝え、つくり方などもよく相談していました。就職活動の時には「イラストやデザイン作品はポートフォリオにまとめやすいが、プログラムの実績はなかなか難しい。だからアピール用のWEBサイトをつくりたい」と先生に相談。先生には、そこに掲載する情報や効果的な見せ方などをアドバイスをもらいブラッシュアップ。このWEBサイトは面接でもアピール効果抜群でした。こんな風にとことん学生想いの先生に出会え、夢を叶えられたのも神戸電子専門学校で学んで良かったことです。
バンダイナムコスタジオ勤務/ゲーム開発研究学科/2024年卒/小さい頃からゲームを楽しむ中、ゲーム開発とベースにある技術にも興味を持った。神戸電子専門学校では、知識0からC言語の勉強に取り組み、4年間でC++やC#、Pythonなどのプログラミング言語を習得。また在学中にオリジナルゲームエンジン「Miyadaiku Engine」を開発した。現在は、バンダイナムコスタジオで活躍中。