本校の特長は、1年次 に動物の飼育に必要な幅広い知識を身につけること。イルカトレーナーを目指す学生も、魚類や鳥類、エキゾチックアニマルについて学びます。本校を卒業後、水族館に入社した私自身も、猛禽類やカピバラを担当したとき、学校で習得した知識が役立ちました。また、動物業界は表から見えていない面が多く、就職した際に現場とのギャップに驚くことがあります。『自分が本当にしたいこと』『本当に好きなこと』を見つけるためにも、1年間幅広い知識をつけながらじっくり考えることができるのは本校ならでは。これらが卒業生でもある 私が考える 本校の魅力の一つです。また、現場経験のある先生方が担任や指導をしているので、動物業界に対する不安を気軽に相談できるのはもちろん、現場に直結した知識を学べるのも魅力です。
『海洋哺乳類学』では鯨類、鰭脚類の知識はもちろん、現場経験によって学んだ動物を飼育するうえでの注意点や見るべきポイント、飼育員としての働き方を伝えている。人前で話す力を身につける『アナウンス演習』では、水族館スタッフに必須となるお客様とのコミュニケーションの交わし方や、ショートレーナーや解説員として生物の魅力を最大限に伝える話し方を指導。そしてそのベースとして「『動物のことをみんなに知ってもらいたい!』『少しでも好きになってほしい!』という思いを持ち続けることが何より大切です」と今井先生は語る。
置かれた条件・場所のなかで何ができるのか、目の前の動物を“しあわせ”にする方法は何かを考え 実践できる人が私の理想とする飼育員像。それを目指して幅広い知識を学び、本当にしたいことを見つけましょう!
専門:動物、アクア
略歴:小学生時代に行った『アドベンチャーワールド』のイルカショーがきっかけで水族館飼育員に憧れるようになる。夢を実現するために神戸動植物環境専門学校に入学。卒業後、神奈川県にある『横浜・八景島シーパラダイス』に就職を果たす。海獣トレーナーとして、イルカ、アシカ、アザラシ、ペンギンなどの飼育 を経験。退職後、これらの経験を活かし母校で教員となる。