最新のデジタル技術で高度な「ものづくり」 |
「Maya(R)」「illustrator(R)」「Photoshop(R)」などのソフトを駆使してデジタル技術で立体物を作り上げる3DCG分野と、歯のかぶせ物や入れ歯・インプラント・矯正装置などの歯科技工物を制作する「歯科技工士」。どちらにも共通しているのは立体的な「ものづくり」のための技術であるという点です。 歯科技工士は従来、高度な手作業の技術が必要とされ、「匠の世界」と言われてきました。しかし近年、コンピューターで設計や生産を行うCAD/CAMなどのデジタル技術が発達したことで、「手作り」の部分は徐々にデジタル技術に置き換わりつつあります。 |
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歯科技工や3DCGには「デッサン」が必要不可欠 |
高度なカメラや3Dスキャナーなど、物の形を捉え、立体として再現するためのデジタル技術も大きく発達していますが、それでも歯科技工士を目指す人がその第一歩として学ぶのは手描きの「デッサン」だといいます。歯科技工士<国>の資格試験でもデッサンは実技課題の一つです。 デッサンを学ぶ理由のひとつは、物の形を立体的に捉える能力を磨くため。「歯」を正確に作るためには、まずその形を正しく捉える必要があります。 もう一つの理由は観察力を高めるため。形はもちろん色や光のあたり方、素材や質感などを正確に捉え、紙の上に再現するためには、対象をよく観察することが必要となり、デッサンをすればするほど、観察力が高まります。 |
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デッサンの力を磨くことで可能性が広がる! |
歯科技工に限らず、絵画や彫刻、プロダクトデザインや3DCGの制作においても、デッサン力は必要不可欠とされています。デッサンはあらゆる「ものづくり」に通じる、いわば原点。紙粘土や工作、プラモデルやアクセサリーなど、「ものづくり」が大好きなキミも、デッサン力を磨くことで作品のクオリティが高まるかもしれませんし、将来憧れの仕事・幅広い仕事に就ける可能性も一気に高まるかもしれませんね! |
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