例えば、学校の健康診断で接したあの人は |
多くの方が、これまでの学生生活の中で何度も健康診断を受けたと思います。身長・体重の測定に始まり、採血や尿検査などを経験しているはず。さて、その時対応してくれた白衣姿の方は一体どんな職種だと思いますか? お医者さん?あるいは看護師さん? 実は臨床検査技師という国家資格を所有した検査のスペシャリストであるケースが多く、私たちは知らない間にその臨床検査技師と接し、会話していたりするのです。病気や怪我で病院を訪れた際にも、実は対応してくれていたのは看護師さんではなく、臨床検査技師さんかもしれません。 |
|
まずは検査。その結果で病気が診断され、治療法が決まる |
新型コロナウイルス感染症が流行した際よく耳にした「PCR検査」。こうしたウイルス検査を行うのも臨床検査技師。医療従事者にはさまざまな専門職がありますが、治療するためにはまずは正しい検査が必須。その結果によってはじめて医師により病気の診断がされ、適切な治療法が決定されます。つまり検査のスペシャリストである臨床検査技師が医療の起点となります。私たちの検体は、まず最初に臨床検査技師さんが検査してくれる。そう考えると、グッと身近な職業に感じてきますね! |
|
生涯働き続けることが可能? ニーズの高い臨床検査技師 |
臨床検査技師が行うは検査には、血液や尿、細胞などの検体を取って検査する検体検査と、心電図や呼吸機能など患者さんの身体を直接検査する生体検査があります。近年、検査範囲やその役割が広がってきていて、医療現場からのニーズは常に高い状態。勤務先も病院、クリニック、検査・健診センター、保健所、治験関連機関、医療機器メーカー、製薬会社、研究所などがあります。実に広範囲で、勤務環境によって働き方や求められるスキルも多様なため、結婚・出産を経ても、あるいは生涯を通して働きたい人にも向いている職種としても注目されています。 |
|
|