父親の仕事が土木関係で、幼い頃に現場に連れて行ってもらった経験から土木の仕事に憧れたという中山さん。古池の決壊による災害を防ぐために役立つ知識と技術を身につけたいと修成への進学を決めたそうです。
今は国家試験である測量士補や土木施工管理技術検定試験を見据えた授業が中心。授業内容をしっかりと理解して覚えれば合格に近づけるので、自然とやる気が出ます。資格を取得すれば支給される奨励金も励みに頑張っています。先日は特別教育を受けて締固め用建設機械(ローラー)の資格を取得しました。他には測量士補と2級土木施工管理技士補の試験に合格し、さらに上の資格にも挑戦してステップアップを図りたいです。
毎週金曜日は「施工実験実習」に集中して取り組みます。測量の器械は入学して初めて触れたので、授業で理論を学んではいても、どう操作すれば測量できるのか分からず、慣れるまでは大変でした。コンクリートの材料実験では供試体を自作し、圧縮強度を測るための強度試験に取り組みました。研修では型枠や足場の組み立て、鉄筋の結束など、現場の即戦力として求められるスキルを磨きました。
この学科は1クラスで授業や実習も全員一緒。仲間の結束の固さはもちろん、先生方も学生一人ひとりに熱意を注いでくれます。冗談交じりの雑談にも加わるような気さくな雰囲気ながら、実は豊富な現場経験を持ち、1級土木施工管理技士や測量士、ドローンの操縦士など、自分たちが目標にしている資格を全部持つスペシャリスト!そんなすごい先生方が何でも親身に相談にのってくれるのは、本当に恵まれた環境だと感じています。