お客様の日頃の疲れをどれだけ癒せるか、それがヘッドスパニストとしての大事な仕事です。施術前にはしっかりとカウンセリングを行い、髪質や頭皮、毛穴の状態をチェックしてお客様一人ひとりに合ったシャンプーやトリートメントをセレクトします。頭皮を見ると、睡眠不足や眼精疲労、首や肩の疲れなど、その方の状態がわかってくるので、施術ではそこを重点的にケアします。薄毛や抜け毛などの悩みを相談されることもあり、髪に携わるプロとして自宅でのシャンプー方法やヘアケア製品の選び方をアドバイスすることもあります。「シャンプーを変えて髪の調子がよくなった」と喜んでいただけることもあり、とてもやりがいを感じます。
美容室でアシスタントとして働いていた時にシャンプーやヘッドスパを任されることが多く、お客様から「気持ちよかった」「スッキリした」という言葉をたくさんいただいたことで、だんだんとヘッドスパの仕事をメインにしていきたいと思うようになりました。当時はまだドライヘッドスパが主流で、シャンプーを行うウェットヘッドスパは珍しかったですね。新しい業界でしたが、行きつけの美容室があるという方でもヘッドスパ専門のサロンであれば新たに通っていただけるのではないかと感じて転職を決意。ヘッドスパニストとして働く今も美容師としての知識・経験は生かせますし、美容師免許をもっていることでお客様からの信頼度も違うと感じます。
舞台メイク、アップスタイルの作り方、アート・感性など、YAMANOでたくさんの知識・技術が身についたと思います。特にシャンプーの授業をしっかり受けられたことは大きかったですね。シャンプー台の数が多いので授業中も一人ひとりしっかり実践でき、その練習量の差は実力の差につながってくると感じます。授業以外にも、学友会の会長、学生ショー、OCリーダーなどを経験したほか、コンテストクラブにも所属していて、芸術祭全国大会まとめ髪アップスタイルの部では最優秀賞を受賞しました。本当に忙しい毎日で、1日が24時間じゃ足りないくらい(笑)。同級生の支えがあったからこそ、色々なことに挑戦できた2年間でした。
ReDoffy by HIKARU 渋谷店勤務/専門課程/2019年卒/高校卒業後にカナダ留学したことで視野が広がり、人と話すことが好きになったという鍋田さん。帰国後、ファッションスタイリストになるか美容師になるか迷っていたところ、親から「服飾には資格は必要ない。美容師免許を取って手に職をつけなさい」というアドバイスをもらいYAMANOへの進学を決めた。卒業後は、都内サロンや外国人向けサロンなどで経験を積み、2020年より「ReDoffy by HIKARU」にてヘッドスパニストとして活躍している。「渋谷という土地柄、最近は外国人のお客様も多くいらっしゃいます。日本の質の高いリラクゼーションは大好評で、英語を生かして働けるのも嬉しいです」。