学生が実習をスムーズに取り組めるようにサポートしています。一度は異業種に就職しましたが、食への興味が高まることを感じて同校に通いました。ほかの人よりスタートは遅くなりましたが、やりたいことをしている充実感もあり、前向きに取り組みました。在学中、ベルギーへ研修旅行に行きました。チョコレートの町ともいわれるブルージュでチョコレートに魅了されて、札幌市内のショコラティエで勤務。お菓子づくりという仕事は、自分でイメージしたものを表現して、お客様がよろこんでくれるのは本当にやりがいがあります。それに、ケーキやチョコなどのお菓子は、お祝いなどの記念日に食べられることも多いので、お客様のしあわせなひとときのお手伝いができるのもうれしいです。そんな仕事のおもしろさも学生たちに伝えていきたいです。
ケーキやお菓子の実習指導をしているほか、実習前の計量など下準備を行い、学生たちの授業をサポートしています。実習中は「体調の悪い学生はいないか、わからないで困っている学生はいないかなど、迅速に対応するようにしています」と、気配り、目配りを欠かさないと教えてくれました。また、衛生管理や食材の知識、調理の技術はもちろん、「お菓子づくりの現場は、立ち仕事で同じ動作を繰り返すし、案外重いものを運ぶので体力がいる」など、これまでパティスリー等で勤務した経験談も交えて指導をしているそうです。
飲食業界の仕事は、自分が身につけた知識を使って自己表現ができるクリエイティブなもの。しかも、それによってだれかによろこびや幸福感を与えることもできます。飲食に興味がある方は一歩踏み出してください。
専門分野:製菓/高校卒業後はホテルに勤務。ホテルのシェフたちとの交流を通して食への興味が高まり、同校の製菓衛生師科に入学した。その後、札幌で有名なショコラティエ専門店やカフェなどの勤務を経て、7年前より同校で製菓の指導をしている。休日はスイーツ店めぐりをするなど、いまも「食への興味は尽きない」と話してくれた。また、体力維持のためウォーキングやジョギングなどもしているという。