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東京都認可/専修学校/東京

オチャノミズビジュツセンモンガッコウ

「かっこいい」の裏付けを考えることは新鮮と同時に鍛えられた部分だった

狩野 智生 2021年度入学
(有限会社ドットスタジオ/デザイナー/2023年卒業)※2024年03月現在

① 高校時代の私
海外研修を経て、いろんな人が見て楽しくなるようなものを作りたいと思った
小学生のころから図工が好きで、高校は姉も通っている実家の近くの工業高校に進学し、建築を学んで、資格も取りました。
そのまま建築の専門学校に入学したのですが、海外研修でヨーロッパを訪れた際にカラフルな建物や街の雰囲気に溶け込んだポスターなど、日本にはない価値観に衝撃を受けました。
いろんな人が見て楽しくなるようなものを作りたいという気持ちと、もの作りだけではなく、小さい頃から好きだった絵ももっと学びたいと感じ、当時は母から建築の専門学校を卒業してからの学び直しを薦められましたが、「タイミングが今」という気持ちが大きく、デザイン系の学校探しを始めました。
ただ、今まで勉強したことは無駄にしたくないので編入で入ることが出来る学校であることと、今まで地元の群馬県から出たことがなく、アルバイト先の社員の方から「東京に1度出てみると、いろんな人と出会うことで価値観が広がる」とアドバイスいただき、OCHABIを見つけました。入学の1番の決め手は産学連携授業で、授業を通じて社会に出た時に即戦力になりたいという気持ちが大きかったです。

② OCHABIで学んだこと
なぜこう思うのか、表面的な感想ではなく、裏付けを考えるようになった
建築の専門学校でも作るということは行っていましたが、「かっこいい」と表面的に思うだけで、裏付けを考えることやマーケティングの思考はなかったので、ロジカル的に考えることに対して、とても新鮮だったのと同時に苦労しました。
元々話すことは好きでしたが、説明することが苦手で、頭の中を整理して話すことが授業を通して1番鍛えられた部分です。
また、今までは個人作業が多かったのでチームで作業することも新鮮でした。編入して1番不安だったのは、他の学生より年上なので、周囲になじめないのではということでしたが、授業を通してみんなフラットに接してくれて、良い意味で編入したという感覚がなかったです。
チームで作業することで、自分にないアイディアがチームから出てくることが楽しく、特に3年生の最後の産学連携授業では自分のチームの企画が最優秀賞を取ったことが良い思い出として残っています。
自分自身がチームの中で心がけていたのは、自分の意見も言いつつ、相手の意見も尊重するということです。おかげで、自分が所属したチームで対立があったことはほとんどなかったように記憶しています。また、建築をやってきた経験から、展示の見た目の綺麗さにもこだわるという自分にしかできない役割も率先して果たしてきました。

③ 現在の私
OCHABIのおかげで相手のイメージを汲み取ってデザインに落とし込むことが自然にできた
卒業後の私は、有限会社ドットスタジオで書籍の広告や装丁を担当しています。入社を決めた理由は、少数精鋭の4人しかいない事務所なので、いろんなことを任せてもらえそうだと思った点と、自分の中で売り上げに直結する広告の役割は、非常に重要だと考えたからです。
現在、一緒に仕事をしている編集者の中でデザインをされている方はいないので、まずは紙1枚のざっくりしたイメージ図をお持ちいただくことがほとんどです。そんな時に「どんな相手に向けてなのか」「全体の雰囲気は?」など、自分で相手の意向を汲み取って、デザインに落とし込むという作業が自然にできたのは、OCHABIでの学びおかげだと感じています。
将来に関しては、学生時代に作ったキャラクターをブランドとして展開していきたいという気持ちや一人暮らしの自宅の家具をほぼ自分で作るくらいに家具作りが好きなので、そちらの技術も生かしたいなど、やりたいことがたくさんあってまだ決めきれないのですが、物を売るときには宣伝が必要だと考えているので、広告を作る力や人を呼び込む力を養って、自分のやりたいことを叶えていきたいと考えています。
御茶の水美術専門学校(専修学校/東京)
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