やりがいを感じるのは、お客様が自分のサービスに対して喜んだり感動してくれる瞬間です。数あるサロンの中で、わざわざ足を運んで「ここのサロンがいい」、「この人にやってもらいたい」と言って頂けるのはとてもありがたく、やる気に繋がります。技術でしっかりとお客様に感謝の気持ちを返すのはもちろん、美容は日々の生活にもかかわってくることなので、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った提案を心がけています。サロンにいる時間に加え、生活も明るく楽しくできることがこの仕事の魅力です。また、今はオーナーという立場でもあるので、スタッフの成長を感じたり、活躍している様子を見るととても嬉しく感じます。
KUBORiBiで学んだことは、美容師を目指すうえで最初のポテンシャルは関係ないということです。自分はもともと手先が不器用で、細やかな作業や洗練された技術をしっかり身につけることができるか入学時は不安でした。しかし、練習や授業で学んでいくうちに、結果を出せるようになっていきました。美容の技術は練習量がものを言いますが、コツをつかむ瞬間というのがあります。何に気を付けて、どんな点を意識するかなど、先生が丁寧に指導してくださったので、自信をもって成長に繋げることができました。また学生同士も仲が良く、協力して技術を磨き合った経験が、現在のチームワークや人との接し方にも活きていると思っています。
目指し続けたい目標は「従業員満足度100%」。実は自分の店舗をもっと増やしていきたいとか、有名にさせるなどの思いはそんなに強くありません。それらは、もちろんサロンを経営するうえでは大事な要素ですが、まずは一緒に働く仲間を大切にしたいのです。そしてそのような思いはお客様への接客にも伝播していくと思っています。実際に僕が高校生の時、通っていたサロンのどこに一番感動したかといえば、そこで働くスタッフの方々でした。かっこよくて、活き活きとしていて、そのように今のスタッフ達も育ててあげたいと感じています。
sikiオーナー/窪田理容美容専門学校 美容学科/2009年卒/高校生の時に通っていたサロンのスタッフがとても活き活きと働いていて、自分もここで働きたいと思ったのが美容の道を目指すきっかけ。着実に夢を叶えるために、都内のサロンへの就職実績が高いKUBORiBiに入学を決めた。卒業後は念願が叶い、かつて通っていたサロンに就職。3年間美容師として働いたあと、その店舗オーナーの独立とともに新しいお店へ。5年間そのサロンで技術やサービスを極め、さらに1歩踏み出してチャレンジしてみたいと独立し、sikiを立ち上げた。現在40名以上のスタッフを抱えるsikiだが、経営の秘訣は働いているスタッフへの感謝だと言う。