本校には、電動化、IT化が進む自動車に対応した最新の整備技術と知識を学べる環境が整っています。BMWのスキャンツールを使った実習があるのは全国唯一です。パソコンやITの知識をグループ校の京都コンピュータ学院で学び、マスターできるのも本校ならではといえます。
私が教えているのは、シャシ実習、自動車法規の講義、2級自動車整備士・危険物取扱者乙種4類などの国家試験対策で、授業では「学ぶ楽しさ」を重視しています。私たち教員は幅広いメーカーから、セダンをはじめ、ワゴン、スポーツカーなどの多彩な実習車を選び準備しました。私は整備現場で得たリアルな情報を交えた指導を心がけています。少人数教育で学生と教員の距離も近く、自動車が大好きな人なら、さまざまな実習に触れながらより楽しく、能動的に学んでもらえるはずです。
担当されている「シャシ実習」では、まず先生がお手本を見せる→学生がチャレンジ→フィードバックをする→アドバイスを踏まえて再度学生がチャレンジ。という反復学習を徹底されています。「学生自身が一度体験して、さらにより良い方法を知り、もう一度トライする。それを繰り返せば、一生頭に残る長期記憶となります。普段の実習や講義では、試験に受かるためだけでなく、将来もずっと長く使える知識・技術を身につけてほしいと考えています」。奥野先生は、学生の将来の活躍を見据え、日々丁寧な指導に力を注いでおられます。
最初は自動車や機械の知識はなくても大丈夫です。何よりも大切なのは自動車が好き、興味があるという気持ち。それさえあれば、国家試験に合格し、プロになれるよう、私たち教員がとことん向き合い指導しますよ!
専門:自動車整備
高校の自動車工学科を卒業後、タクシーやバスの整備事業を展開する企業でカーエンジニアとして活躍。その後、大型車の整備を主とする企業では工場長を任され、マネジメントと人材育成に関する経験も積む。「業界の将来を支える次世代人材を育成したい」との思いを持ち、2017年、京都自動車専門学校の教員に。現在は、現場で培った軽車両から大型車両まで幅広い整備の知識・経験を学生に惜しみなく伝えている。