2017年に新人発掘プロジェクトオーディションで声優デビュー。以来、『BanG Dream!』発の男性バンドプロジェクト『ARGONAVIS from BanG Dream!』参加(2018年)をはじめ、アニメやドラマ、ゲームの声優、吹き替え、ナレーション、舞台、ライブ、イベントMCなど幅広く活動しています。このように声優というのは、コンテンツに関わる様々なことに挑戦できる稀有な職業で、大きなやりがいを感じます。また、アニメやゲームなどのコンテンツを通して、それを楽しんでくださっている方々に笑いや感動、ときには勇気を与えることもできる…。本当に人の心に残る魅力ある仕事だと思います。
この学校のオープンキャンパスで声優の授業を体験し、先生や先輩たちから説明を聞いて漠然とした夢が明確な目標になりました。この学校では、演技や発声の基礎、アクセントなど役者に必要なことを習得。もちろん実際の現場に出てからしか経験できないこともありますが、業界の先輩でもある講師の方々から、現場での空気や出来事など、経験談を交えてアドバイスいただけました。また、他学科と共同で、学祭をはじめ多彩なイベントや作品制作などを体験する機会も豊富にあり、交流を通してコミュニケーションの大切さを学べました。実際の現場では初めてお会いする方と仕事をさせていただくことも多いので、この体験も役立っていると感じています。
事務所に所属しても、最初はなかなか役に出会えなかったり、やりたい仕事ばかりではなかったりするかもしれません。でも、いつチャンスが巡ってくるかわかりません。だから何はともあれ「諦めず続けること」が重要です。チャンスに向けて、好きなことや得意不得意など自分のセールスポイントを明確にしましょう。オーディションのほかにも自己PRする機会は多く、配信番組やラジオなどパーソナルな部分を出す仕事や、趣味や特技が仕事に繋がることも沢山あります。歌や楽器、ゲームにスポーツ、他にも人に語れるくらいの趣味があるととても役立ちます。そして在学中から、いろんなことに関心をもって視野を広げておきましょう。
HiBiKi(声優事務所響)所属/声優学科/2014年卒/「進路選択の際に何に興味があるかを考えたときに思い浮かんだのが『声優』でした」。この学校の楽しそうな雰囲気や授業内容などから「ここなら2年間声優を目指して学べる」と確信し、入学を決める。卒業後、オーディションを経て現在の事務所に所属。特技は殺陣、趣味はテニス、サッカー、漫画、音楽など。『色づく世界の明日から』(山吹将)、『トライナイツ』(宝立友未)、『アルゴナビス from BanG Dream!』(的場航海)をはじめ、出演作品多数。「今後もできる限り大好きな作品やこれから生み出されていくコンテンツに関われるようがんばっていきます」。