イベント時期のお菓子の企画と、パッケージのデザイン、商品を売るためのツールのデザインをしています。お菓子の企画では、原価計算や仕様設定なども行います。その他、百貨店に入っている自社ブランドのケース内デザインや商品デザインも行なっています。自分が企画デザインした商品がお店に並んでいるところを見たり、お客様が購入しているところ見た時は、とても嬉しくてやりがいを感じます。また、SNSなどに自分の商品が掲載されているのを見た時も誇らしい気持ちになります。以前、私が企画から考えた商品が予測していた3倍の量の発注があり、その後も売上が良くて継続商品になった時は、本当に嬉しかったです。
1年次からIllustrator(R)やPhotoshop(R)に触れる課題ばかりだったので、入社時からすぐに実務に携わることができました。学生時代の印象的な思い出は1年次の産学連携の取り組みです。毎日みんなで遅くまで残って紙の古さをコーヒーで表現するなど、試行錯誤しながら作品を製作。初めてのチーム課題で仲間と意見が食い違う場面も多々ありました。発表当日は先輩達が優秀賞を取っているというプレッシャーから緊張のしまくり。でも先輩の代から続く優秀賞を取れてすごく嬉しかったです。あの時の石澤先生の嬉しそうな顔は今でも思い出します。また、3年次のポスターコンテストで優秀賞をいただいたことは自信を持つきっかけになりました。
今はイベント商品の他に、量販店のブランドと百貨店のブランドを担当しています。百貨店のブランドはリニューアルしたばかりなので今後、売上などもっと伸ばしていけるよう色々考えていけたらと思っています。イベントに関しても、今はSNSの時代なので「バズる」商品がつくれたらいいなあと密かに思っています。仕事は、もちろん楽しいことばかりではなく、責任なども増え大変ではありますが、学生の時とはまた別の達成感や学びを多く得られ、入社時より成長していると感じています。
株式会社松風屋勤務/グラフィックデザイン学科卒(現:総合デザイン学科 ビジュアルデザインコース)/2018年卒/グラフィックデザイン学科を卒業後、お菓子の企画・開発・販売を行う松風屋に就職。お菓子の企画や商品パッケージなどを手がける。企画から考えた商品が人気となり継続商品になったこともある。トライデント時代を振り返り「学校でこなした課題の分だけ自分の力になっていると思います」と話す。