アーティストとして大手ゲーム会社 (株)バンダイナムコスタジオに内定(2023年12月時点)した木暮さん。学校で何を学び、どのように成長してきたのだろうか。
小さい頃から絵を描いたり、ゲームをすることが好きでした。業界就職率の高さでトライデントに入学を決め、最初の1年は、デッサンの授業が多くありました。デッサンの授業を通して一番驚いたことは、デッサンの授業後に描いたイラストが今までとまったく違うクオリティーになったことです。違和感を感じていた自分の作品の修正すべき点が明確に分かるようになり、やっと納得のいく作品がつくれるようになりました。
2年次以降は、チーム制作の授業もありました。全部一人でやろうとしてしまう自分にとっては、正直苦手です。ただ人と関わり合いながら制作することによって、自分では思いつかないようなアイディアが出たり、お互いが影響しあって、より良いものができるのは間違いない事実です。メンバーを信頼し、“頼ること”の大切さも学びました。学校に通っていなかったら、チームで取り組むことの価値に気づけていなかったかもしれません。
チーム制作を通して、リーダーという立場の難しさを学びました。だからこそ自分が部下になった際には、指示に従うだけではなく、一緒にアイディアを出したり、支えることのできる存在になりたいです。そしてアーティストとして、プレイヤーがずっと眺めていたくなるようなキャラクターを作りたいです。誰かにとって大切な人生の一部になれるような、影響を与えられるアーティストを目標にこれからも挑戦していきます。