数組の担当アーティストに付いて、彼らのライブハウスツアーから日比谷野外音楽堂などの野外ステージ、日本武道館といった大きな会場まで、幅広いライブ会場でPAエンジニアをしています。PAの仕事は幅広いですが、僕自身ライブが好きで最もやりたいジャンルでした。アーティストと一緒にライブを作っていくため、やりがいも多く、一言で「とても楽しい!」ですね。リハーサルから関わり、本番でのバランスや音色を作っていくため、非常にクリエイティブなことだと感じます。野外のロックフェスをやるという夢が実現したので、次はアリーナ級のコンサートでメインオペレーターを務めることを目標に頑張っていきたいです。
PAの技術に関する基本的なことはCATで学んだので、その延長線上で仕事ができていることが魅力ですね。細かいところでは、スピーカーのインピーダンスの計算。日常的によく使うことなのでとても役立っています。CATはとてもチャンスの多い学校です。学生時代に学内のイベント、企業研修など様々な現場があるので、ぜひ経験することをおすすめします。このような貴重な機会を活かし、実践力やその場その場で臨機応変な対応ができる力を身につけておいてください。ちなみに、僕も在学中の企業研修から、そのまま就職することができました。
PAエンジニアは基本的にはオペレーションが主な仕事ですが、現場によってはステージスタッフを担当することもあります。また、僕もそうでしたが、コンサートからダンスイベント、ミュージカル、お芝居まで幅広いジャンルに携わることもあります。事前に前もって綿密に音づくりをしたり、瞬間が勝負だったりとその現場によって求められる要素が大きく異なりますし、どの仕事も決して楽ではありません。でも、いろんな現場を知ることで勉強になり、エンジニアとしての幅が広がります。何より、その分楽しいことがたくさんあると思います!業界を一緒に盛り上げてくれる後輩たちを待っています!
フリーランス/音楽技術学科 音響エンジニアコース 卒/2004年3月卒/大阪府立山本高等学校出身。キャットミュージックカレッジ専門学校卒業後は、コンサート、各種イベントの音響業務や音響設備の運営などを行う株式会社ジョイサウンドプロモーションに就職。ライブはもちろん、ダンスイベント、ミュージカル、お芝居など幅広いジャンルを経験してきた。現在もPAエンジニアとしてコンサートからミュージカルまで幅広く携わっており、音楽シーンではライブハウスからホール、大型フェスのほか、2018年に続き、2024年にも日本武道館でのオペレーションも担当、現在はフリーランスとして活躍中。