やはり、自分の接客で、お客様が気に入った楽器を買ってくれたときが、いちばんやりがいを感じます。自分なりに販売の流れは工夫しています。はじめにお客様の雰囲気を見ながらヒアリング。予算、好きなジャンルやアーティスト、レベル・・・その方に合う1本を見つけるのが重要です。たとえ売れなくても、せっかく来ていただいたお客様に「楽しかった」と思って帰っていただけるように心がけています。
ESP学園の学生時代、学校に紹介してもらってアルバイトをしていた会社に、そのまま入社。現在の店舗に勤務することになりました。好きなギターに囲まれながら、自分の接客によって少しでも多くの人に楽器を始めてほしいという想いで毎日仕事をしています。ESPグループは若い人も多く活気があって、その仲間入りができたことは本当に良かったと思います。
学校で習ったリペアの知識やギターの構造を理解したうえで接客すると、説得力が断然違います。お客様の年齢層が幅広いので、学校で習ったことももちろん役に立ちますが、いろいろなジャンルやヴィンテージもの、新商品など、自分でも日々勉強して対応できるように努力しています。木を削るところから始めてギターを1本完成させるという経験をした学生時代は、その時にしかできない貴重な経験だったと思います。
御茶ノ水 VIP GUITARS 勤務/ギタークラフト科3年制/2015年3月卒/楽器の街として知られ、プロ・アマを問わず多くのミュージシャンが集まる御茶ノ水。出澤さんが勤める「御茶ノ水 VIP GUITARS」は、その中にある、ギター・ベース・アコギ・さらにヴィンテージまでが揃う総合ギターショップ。来店するお客様の演奏レベルも知識も目的も様々だが、「来店したお客様すべてが気持ちよく帰っていただくことが目標です!」と語ってくれた。