世界最大の国際線航空会社・エミレーツ航空でキャビンクルー(客室乗務員)として働いています。エミレーツ航空で働く魅力は、一緒に働く同僚たちが世界中から集まっていること。職場にはにはいろんな言語が飛び交っています。例えば、大型旅客機によるフライトになると、乗務するクルーだけでも25名。全員合わせると23言語話せるというケースもありました。基本は英語になりますが、みんなそれぞれに出身国のなまりがあるので、言葉だけでは通じ合えないときもあります。そんなときこそ「理解しよう」「伝えよう」という思いが大切になります。それこそが「コミュニケーション能力」なんだということを、私は今の職場で学びました。
ECC国際外語に入学した当時、英語は苦手でした。TOEIC(R)で400点くらいだったと思います。これでは客室乗務員になる夢へのスタートラインにも立てないと一念発起。一気に700点近くまでスコアアップすることができました。現在、英語を使う仕事に就いて思うのは、英会話の持つ独特のテンポの大切さ。それを身に付けるには、1日5~10分でいいから、ネイティブの人と話す機会をつくり、自分の今の気分や身の回りのことをさらっと言えるようになることです。ただ、ネイティブの人に話しかけるのってハードルは高いですよね。そういう意味でも、ネイティブの先生と日常的に触れ合える機会の多いECC国際外語は、絶好の環境だったと思います。
私はECC国際外語を卒業時、実は日本の航空会社から内定をいただいていました。しかし、私の夢はあくまでも外資系航空会社の客室乗務員。だから、思い切って内定を辞退し、もっと英語力を高めるためにマレーシアでの3ヶ月のインターンシップに参加。その後、ジェットスター・アジアに就職。そこで客室乗務員として経験を積み、英語力を磨いてから、一番憧れていたエミレーツ航空に転職したのです。高校を卒業後、大学や専門学校に進んで卒業とともに職業を決めるというルートだけではないと思うんです。なりたい自分を実現するには、そのなり方も自分しだい。決められた道なんてない!と思います。
エミレーツ航空/エアラインコース/2018年3月卒/浪商高校出身/ECC国際外語卒業後は、マレーシアでのインターシップや、別の外資系航空会社勤務を経て、2023年4月より現職。中東UAEのドバイをホームにして、世界中を飛びまわる毎日。日常で一番心がけているのは健康とベストコンディションづくり。「周りの同僚はみんなジムに通っています。私も通っていますが、それ以上に重視しているのは睡眠。ぐっすり寝て、次のフライトに備えています!」。