文系から理系にチェンジして、念願の臨床検査技師に!
大学病院の輸血部で主に「輸血検査」を担当しています。指示を受けた輸血用血液製剤が、患者さんの血液と適合するかどうかを検査。輸血に用いて問題なければ、医師側へ結果を報告するという流れです。当直業務は1人で待機することもあるので、緊急に大量の血液が必要な時などは緊張しますが、後にその患者さんが無事退院されたと聞くと、陰ながら命を救えたことに喜びを感じます。検査結果を基に治療方針を決めることも多く「医療を支えている」実感を日々得られることも、この仕事の魅力です。医療は日々進化しますし、臨床検査技師は専門性の高い職業。学会や勉強会などに積極的に参加し、知識や技術を高めるようにしています。
幼い頃からアレルギーを抱えていた私は、専門病院で検査や治療を受けていました。症状は徐々に軽減され、現在アレルギーはほぼありません。その経験が「自分のように病に苦しむ人たちを助けたい」という思いに繋がりました。中学生の時「検査」で病の原因を明らかにする「臨床検査技師」という職業に興味を持ったのですが、高校で理系科目の成績に伸び悩み「将来のことを考えても、得意な文系を選んだ方がいい」と結論付けました。ところが進学した大学法学部での就職活動では、文系の仕事に就くイメージが浮かびませんでした。その時「自分が一生仕事を続けていくなら、子どもの頃お世話になった医療に貢献したい」という思いが再燃しました。
輸血する患者さんの血液と血液製剤が適合するかを検査
4年制大学を卒業後、新渡戸で理系に転身。臨床検査技師の勉強は覚えることが多く、苦労することもありましたが、第一線で活躍する経験豊富な先生方が実践的な知識や技術、考え方を教えてくださり、有意義な学習ができました。試験範囲の広い国家試験対策では、押さえるべきポイントを絞ってくれましたし、就職活動でも親身にサポートしてくれて。「新渡戸の先生についていけば大丈夫だ」と感じました。また約5ヶ月間の臨地実習では、医療機関での臨床検査技師の役割や働きを体感。学んだことが現場でどのように活用されているかを知りました。特にスライドガラスに血液を塗抹して標本を作る血液検査。現場の状況や進め方を知って納得しました。
在学中のゼミ発表では能動的に調査して発表する経験も
日本医科大学付属病院勤務/臨床検査学科/2024年卒/「新渡戸は歴史と伝統に惹かれて決めました」と振り返る渡邉さん。全国に臨床検査技師の先輩方がいたこと、実績に基づく国家試験や就職活動のノウハウがあることも決め手だったという。「オープンキャンパスで話した先生方の雰囲気も良かったです。PCR検査の体験授業を受けたんですが分かりやすく面白かったのでよく覚えています。念願の臨床検査技師となった今、思い切って文系から理系に転身してよかったと心から思っています」。今後は一層の知識・技術アップを目指して「二級臨床検査士」や「認定輸血検査技師」という難しい資格取得にチャレンジしていきたいと笑顔で意気込みを語ってくれた。
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