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私立短期大学/埼玉

カワグチタンキダイガク

こんな先生・教授から学べます

「子どもへの気持ち」を数値化し、保育者を支える先生

保育者支援
こども学科 
岩崎 桂子准教授
先生の取組み内容

保育者の子どもに対する考え方や感情は、時間や経験とともにどんどん変化していきます。人の気持ちや人間関係は目に見えないこともあり、把握するのが難しいものですが、それをできるだけ数値化して理解するために「子ども観尺度」というものを作りました。具体的には、心理テストを行い、今、子どもに対してどんなふうに感じているのかを測ります。保育者をめざす学生は子どもに対して肯定的な気持ちをもって入学してきますが、実習や学習を進めるうち、自信をなくしてしまったり、子どもと接することに不安になったりしていくことも珍しくありません。しかし、保育者としてスキルを積むと、再び子どもを広い目で見られるようになります。このような心の変化を周囲の人たちが把握することで、保育者志望の学生や保育者を支えていきます。

保育者になりたい学生や仕事に就いた保育士たちをサポートできる体制をつくり、社会貢献していきたいです。

授業・ゼミの雰囲気

気持ちを言語化しお互いに発表しあうことでさまざまな考え方を知ることができ、保育への視野も広がります。

授業では、子ども同士で遊んだり話したりしている場面を映像で見て、どう感じたのか、どんなことを読み取ったのかを発表していきます。同じ場面を見ても、人によってとらえ方はさまざま。いろいろな意見を聞くことで、保育に対する視野も広がります。自分の考えの言語化は、人間関係を築いていくコミュニケーションの基本。始めはうまく言語化できなかった学生たちも、先生に「それはこういうこと?」と言い換えてもらったり、言葉を補ってもらううちに、ボキャブラリーが増えてスムーズに思いを伝えられるようになっていきます。

授業を通して、学生たちの「なんとなく感じている思い」を、言語化する手助けをしていきます。

キミへのメッセージ

保育者になるという夢をもって入学してきた学生を、全力でサポートします!

保育はとてもやりがいのある仕事です。学びが進んでいく中で、不安や将来への迷いが生じることもあると思いますが、それを乗り越えた先には子どもたちの笑顔や成長が待っています。

保育士としての勤務経験で感じた「保育者に長く楽しく働いてほしい」という気持ちが研究の原動力です。

岩崎 桂子准教授

専門/幼児教育、保育学、子育て
略歴/聖徳大学大学院児童研究科児童学専攻博士前期課程臨床心理コース終了後、保育士として勤務。その後、埼玉東萌短期大学や帝京短期大学、十文字学園女子大学、淑徳短期大学、日本児童教育専門学校、東京女子体育短期大学などで講師・非常勤講師として保育者の教育に携わった後、川口短期大学こども学科に就任。現在准教授で活躍中。保育者効力感、子ども観が与える影響をテーマに研究を行う。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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