現在は保育士として千葉市内の保育園に勤務。入園してくる子どもたちは初めて親から離れて生活することになるので、不安を感じることなく過ごしてもらえるように、目を配りながら丁寧な保育を心がけています。園では思いやりや優しさ、他の子どもの立場になって考える力など、豊かな人間性を身につけるため遊びの時間を重視。遊びを通して子どもたちの笑顔に触れられると、私も嬉しい気持ちになります。また、毎日子どもたちと関わる中で、入園当初は出来なかったことが出来るようになる瞬間を目撃することもしばしば。子どもたちの成長に関わりながら、その姿を一番近くから見守れることが保育士の仕事の一番のやりがいだと思います。
基礎的な保育の知識の習得はもちろん、保育現場での経験が豊富な先生の指導のもと、子どもたちがなぜ泣いているのか、どのような気持ちでいるのかなどを繰り返し考え、意見を出し合いました。何度も繰り返すうちに意識も徐々に変化。子どもたちの心を理解し、寄り添うことの大切さを理解できるようになりました。また各自が80冊以上の絵本を読み、保育にどう活かすかまとめる「絵本ノート」の制作も特徴ある学びの一つ。絵本の知識だけにとどまらず、表現力も伸ばすことができました。保育の現場では正解はなく、対応が難しい場面もたくさんありますが、在学中に身につけた力を活かしてより良い保育者を目指していきたいです。
こども学科保育コースでは保育士、幼稚園教諭の2つの資格を取得できるので、将来の可能性を広げられるのが大きな魅力。クラスは少人数制で先生方との距離が近く、気軽に質問や相談が可能。保育や幼児教育の基礎をしっかりと身につけて実習に臨むことができました。就職した現在も、在学中に学んだ知識を活かしながら毎日の保育を振り返り、より良い保育につなげることを心がけています。保育士を目指すならば、子どもが好きであること、子どもの思いに共感できる感性ももちろん重要ですが、一日の大半を子どもたちと一緒に遊んだり、抱っこしたりと体力を求められる場面も多いので、早い段階から意識して体力をつけていくことをおすすめします。
まどか保育園勤務/こども学科 保育コース 卒/2020年卒/子どもが好きで、将来は子どもと関われる仕事に就きたいと希望していた今関さん。職場体験の際に保育園に足を運び、現場の雰囲気を体験。先輩保育士と子どもたちが笑顔で過ごしている姿を見て、「自分もこんな風に働いてみたい!」と感じたことが保育士の道を目指すきっかけとなった。「保育園が子どもたちにとって第二の家庭になることが大きな目標です」と今関さん。「その上で、周りと良い関係を作る力や集団のルールを理解し守る力などを身につけられるよう、真心のこもった丁寧な保育を行っていきたいです」と将来の目標を語ってくれた。