子どもの視点とおとなの視点は少し違います。例えば私たちがある遊びを想定して環境設定をしても、子どもたちはまったく思いもしなかった方法で遊びはじめ、驚かされることがよくあります。その度に保育の可能性の広がりを感じ、子どもたちの姿に癒されます。保育教諭は子どもの命を預かる責任の重い仕事です。しかし、この仕事には、そんな大変さを上回るやりがいと魅力があります。子どもは驚くほどのはやさで日々成長していきますが、その成長を間近で感じられるのは保育者の特権だと思います。一つひとつの行事や毎日の生活から何か目に見える目標に向けて頑張る子どもたちの姿、彼らの成長ぶりが見られるのは、この仕事の大きな魅力です。
幼い頃からお世話好きだった私は、習い事でしていたバトントワーリングを通して、幼い子どもに教えてあげる機会をいただき、そこで指導者としてのやりがいや楽しさを知りました。その時の経験をきっかけに、保育教諭の道を目指すようになりました。保育者になる方法はいろいろありますが、私は最後の学生生活をより充実した日々にしたいと思い、通常2年間のカリキュラムを3年間で履修する神戸教育短期大学の長期履修制度を志望しました。
神戸教育短期大学の授業はどれも興味深く、どの先生も気さくで親しみやすいです。講義内容について分からないことがあると、その場で対応してくださり、親身に相談に乗ってくださいます。自分の経験談なども交えながら、分かりやすく参考にしやすいアドバイスまでしてくださいます。そのおかげで苦手分野の勉強もあきらめずに最後まで頑張ることができました。苦手意識があったピアノの授業でも、個々のレベルにあった楽譜を準備してくださり、やさしく指導してくださいました。授業は午前中で終わり、午後からは資格取得の勉強に充てられたので、在学中に幼児体育指導員(初級)、認定絵本士、おもちゃインストラクターの資格を取得できました。
夙川学院ソレイユ認定こども園/こども学科/2023年卒/夙川学院ソレイユ認定こども園では3歳児クラスの担任をしている前田さん。学生時代、保育実習中に担当の先生がよく見にきてくださり、いつも親切に寄り添ってくれていたのを今でも覚えているのだとか。前田さんが実習でお世話になったのが夙川学院ソレイユ認定こども園だった。「神戸教育短期大学在学中は時間割に余裕があったので、授業の予習や復習を行い、無理なく授業内容の理解を深めることができました。授業は午前まで、午後からは自分の自由な時間にという過ごし方が自分に合っていました」