日光に2020年10月に誕生した「ふふ日光」でスタッフとして勤務しています。最初はバトラーとして接客業務全般を担当。チェックインからお食事の給仕まで、あらゆる要望に応える仕事をしました。接客の仕事はいろいろなお客様と出会えるのが魅力です。当ホテルは全24室のスモール・ラグジュアリー・リゾートだけに、お一人おひとりと深く関わるチャンスが多くあります。私が心がけているのは、“気づき、察する”こと。お客様が声に出さなくても何を求めているかを理解し、一歩踏み込んだサービスを提供するようにしています。そんな想いがお客様に伝わり、「あなたに、また会いに来ますね」とおっしゃる“コールゲスト”が増えるのが喜びです。
現在はデシャップとしてキッチンと給仕をするスタッフの調整を担当しています。完成した料理をチェックし、お客様にスムーズに提供するために指示するのが仕事。覚えることが多く大変ですが、先輩たちのように広い視野を持つことを目指しています。先輩たちは改善・改革の意識が高く、どうすればお客様をお待たせしないか、スタッフが働きやすいかを考え、実践しています。「ふふ日光」は新しいホテルだけに、若手の意見も通りやすい雰囲気です。「お客様にこうしてあげたい」と相談すると「いいね」と背中を押してもらえることが多いですね。今後も小さなことでも提案し、「ふふ日光」らしいオペレーションを創るのに貢献したいと考えています。
小さい頃からホテルやテーマパークに憧れ、観光の仕事につきたいと考えていました。佐野日本大学短期大学に入学したのは観光の専門フィールドがあるから。4年制大学も考えましたが、ここなら2年学べば夢をかなえられると思いました。期待した通り観光ビジネスの実務を学ぶ科目が充実。取りたかった国内旅行業務取扱管理者の国家資格にも対応しており、試験直前には集中講座も受講したおかげで合格することができました。学友会のスタッフとして学園祭を成功させたのも良い思い出。コロナ禍で前年は中止になり何もかも初めてだったので苦労しましたが、ステージ担当のリーダーとしてみんなをまとめ、やり遂げたことは大きな自信になりました。
ふふ日光 勤務/総合キャリア教育学科 観光フィールド/2023年卒/栃木県内の旅館やホテルを中心に就職活動をしていた後藤さん。東京など都会の企業も受けたが、地元に魅力的な企業があれば就職を決めたかったそう。「ふふ日光」を選んだのは「訪問したときスタッフの皆さんの雰囲気が良く、ここで働きたいと思ったから」。開業して間もない新しいホテルであり、先輩たちと伝統を創っていけるのも魅力だったという。“気づき力”を磨いているという後藤さん。「台湾のファミリーの小さなお子様がキャラクターの絵本を熱心に読んでいるのを見て、お食事のときそのキャラクターの折り紙をあげたら、本人にもご両親にもとても喜ばれました」