「食べることは人が生きていく上で欠かすことができません。食について学べば様々な人の役に立てるし、自分自身も健康になれる。そう考えてこの分野を学びたいと思いました」と語る松田さんにインタビューしました。
栄養士になるために必要な食品衛生や食品成分などの専門知識、調理技術について学んでいます。献立作成やそれを基にした調理の実習で栄養士業務を実際に経験します。少人数グループで時間内に調理することを通じ、調理の技術はもちろん、主体性やコミュニケーション能力も身につきました。先生は親身になって教えてくださいます。最初は不安でしたが、経験を積む間に時間内にきっちりと美味しい料理を作れるようになりました。
実験の授業も充実しています。「食品材料実験」の授業では食材の特異性を学ぶことができます。例えばホウレン草を茹でる際、塩を少し加えると発色が良くなることを学びました。こうした食材の「調理性」を学べることが楽しいです。また、食物アレルギーや食介護、最近話題になっているアスリートの身体機能を高めるための「スポーツ栄養」についても学びます。地元の企業とコラボして商品開発を行ったのも楽しかったです。
2年間しっかり学ぶことに加え、ダンスサークルに入っているのでさらに充実した毎日を過ごしています。卒業後は委託給食会社で働くことが決まっています。まずは幅広い年齢層やニーズに合わせた食事を提供できる栄養士になりたいです。そして栄養士として実務経験を積みながら勉強を続け、さらなるステップアップをするため、管理栄養士の国家試験に合格して管理栄養士になるのが夢です。