経済産業省は「国富の拡大」をミッションとする中央省庁です。産業・イノベーションの創出や資源・エネルギー、通商・貿易など、幅広い分野の政策を通じて日本と世界が直面する課題の解決に取り組み、豊かな日本の実現に向けて注力しています。私は日本の経済成長のカギを握る「イノベーションの推進」に関する予算事業の取りまとめを主に担当しています。業務が多岐にわたる分、仕事をするうえでは、幅広い業界の最新動向や課題にしっかりと目を配り、有識者へのヒアリングも交えて情報と知識をアップデートすることを心がけています。自分が関わった案件がニュースで報じられたり、高く評価されたりするたびに、大きなやりがいを感じています。
公務員を目指して國學院大學に入学後、学びを深めていく中で国家公務員、経済産業省という目標が明確になりました。経済産業省を選んだ一番の理由は、同庁が打ち出すビジョンに心から共感し、その職務に魅力を感じたからです。同庁で活躍する先輩方とお会いした際に、大きな使命感を持ってさまざまな業務に意欲的に取り組む姿にも惹かれました。今後も多くの分野でチャレンジを重ねながら、経済圏全体をタテ割りだけでなくヨコ串しでも見ることで、視野をより広くしていきたいと考えています。そして、社会課題となっている産業分野で、新たなビジネスモデルや市場の開拓につながる「経済エコシステム」の形成に寄与することが一つの目標です。
落ち着いた校風と、勉学や就職での手厚いサポート体制に魅せられ國學院大學に入学しました。入学後は公務員という目標に向けて早くから動き出し、法学部の先生方やキャリアサポート課の職員の方から多方面で支えていただきました。1年次には学内のキャリアプログラム「K-PLAS(ケー・プラス)」を受講し、ここで宅地建物取引士に合格した経験は、国家公務員を目指すうえでの自信にもつながりました。大学4年間は長いようで短く、今振り返るととても貴重な時間だったと感じています。自らの興味・関心のある分野で学びを深め、研究をする中で大きな成長を実感できるのが大学時代です。皆さんもぜひ、さまざまなことに挑戦してください!
経済産業省 事務官/法学部 法律学科/2022年卒