子どもの福祉にかかわる社会問題のひとつである「子ども虐待」。虐待のない社会をめざす市民運動が「オレンジリボン運動」です。この運動の趣旨に賛同し、「学生の立場でできることをやりたい」という想いを持つ学生たちと一緒に取り組んでいるのが「学生によるオレンジリボン運動」。めざす資格も学年も異なる学生たちが、大学で学んだことを活かして主体的に活動しています。里見祭(大学祭)では、子ども虐待に関するパネル展示や、リーフレットとオレンジリボンの配布活動を行いました。教職員や卒業生、地域の方、そして児童福祉の現場で働く方も展示ブースを訪れてくださり、学生たちとの交流も生まれました。学生が教室を飛び出して、人や社会とつながることを経験し、いずれ社会を築く一人になってほしいと願い、この活動に取り組んでいます。
里見祭で行った「学生によるオレンジリボン運動」の様子。多くの方が展示ブースを訪れました
「児童福祉論」の授業では、社会のありようを学び、子どもと家族をどのように支え、その権利を保障していくのかを考えます。子どもの問題に関心のある学生は多く、社会福祉士をめざす学生以外にも、さまざまな学生が履修しています。人びとのくらしや地域社会に関心を持ち、それらを身近な問題としてとらえられるように、事例や映像、ときにはマンガも活用して、社会生活を考えるきっかけ作りをしています。「遠くのだれかの問題」から「わたしたちの問題」へ。「学生によるオレンジリボン運動」は、こうした学びを土台に展開しています。
板倉准教授の授業では、豊富な事例を学生たちに提供。一人ひとりに社会問題を考えるきっかけが生まれます
この学科では、衣・食・住、子どもや家族、福祉など、生活にかかわる領域を幅広く学ぶことができます。生活や社会を科学的視点からみつめなおし、豊かなくらしを実現する社会について、一緒に考えてみませんか。
演劇やミュージカルを鑑賞することが趣味だという板倉先生。社会福祉士としても活躍されています
専門:社会福祉学(地域福祉、子ども家庭福祉、社会的養護)
明治学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了。日本女子大学大学院人間社会研究科社会福祉学専攻博士課程後期 単位取得退学。
洗足こども短期大学准教授を経て、現職。社会福祉士。研究テーマ:保育所を拠点とした家族支援とソーシャルワーク、母子生活支援施設の機能と支援の再検討、児童館とセツルメントに関する研究
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