保育士をめざす学生と一緒に、地域の子育て支援活動「あそぼう・はなそう会」に取り組んでいます。この活動は学生が考えた遊びを子どもと保護者が一緒に楽しみながら、保護者同士のつながりを作る場にもなっています。学生からは「一生懸命考えた活動を楽しんでくれて嬉しい!」「実習では見られない親子の姿を知ることができた」といった声があがり、実践的な学びの場になっています。家政福祉学科は、「家政」「福祉」「保育」の3つの学びを1つの学科で学べるユニークな学科です。保育士資格を取得した卒業生は、保育所、児童館、児童養護施設、障害児施設、公務員、保育系の一般企業などで活躍中。「保育士」+「家庭科教諭または社会福祉士」と、2つの資格・免許を取得している先輩もいます。皆さんも“家政と福祉に強い保育士”をめざしませんか?
「保育内容 表現」の授業では、子どもが表現することの大切さを学び、身体表現や造形表現、音楽表現などを組み合わせた魅力的な表現遊びを考えます。「あそぼう・はなそう会」の取り組みもその一つ。夏まつりをテーマにした回では、子ども自身が焼きそばを調理する変わった屋台を用意。鉄板に見立てた台の上で、毛糸やフェルトで作った麺や野菜を炒めていきます。この表現遊びには「野菜もたくさん食べてほしい」という、栄養学を学ぶ学生のアイデアが活かされました。家政福祉学科での学びをフルに発揮できるのも、この授業の特徴です。
家政福祉学科ではあなたの興味・関心のある分野を幅広く学びながら、さらに深く学びたい分野を極めることができます。それはあなた自身の幸せを追求すること、豊かで安心できる社会を創造することにつながります。
専門:舞踊学・身体教育学・スポーツ人類学
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(人文科学)。
早稲田大学助教、人間総合科学大学講師を経て現職。研究テーマ:身体表現と地域社会・文化とをつなぐ活動に関する研究