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  • 吉村 暢彦先生(専門:GIS、GPS、リモートセンシング)

私立大学/北海道

ラクノウガクエンダイガク

こんな先生・教授から学べます

空間情報技術を用いて、ウェルビーイングを探求する先生

専門:GIS、GPS、リモートセンシング
農食環境学群 環境共生学類
吉村 暢彦先生
先生の取組み内容

空間情報技術であるGIS(地理情報システム)とGPS、そしてリモートセンシング(触れずに対象物を計測する技術)を用いて、地域の状況を可視化する取り組みを行っています。以前行ったスキー場の研究では、スキーヤーや圧雪車にGPSを装着してデータを収集しました。その結果を基にスキー場スタッフと一緒に話しあい、ゲレンデマップの更新や圧雪車の動きを調整しました。これによって、ユーザーの利便性が高まり、圧雪作業も効率が良くなりました。スキーヤーの動きを考慮した間伐を行えば、魅力アップとCO2吸収の両方に貢献できると思います。現状を可視化することで、課題発見や解決へのコミュニケーションを支援できます。森林や野生動物の保全だけでなく、観光、まちづくり等も含めたウェルビーイングへの糸口になると考えています。

最近は、公園管理へのGPS活用、ニセコの景観シミュレーション、「天狗」地名の分析等を行っています

授業・ゼミの雰囲気

現状を再考し、最適解を考えるために、空間情報技術を活用することが大切

学生のやりたいことを大切にしています。スキー場や公園管理等でのGPSを活用した研究をはじめ、海外の村で、意識調査とリモートセンシングデータ分析から環境共生のポイントについて研究している学生もいます。大学生の自宅など場所毎の災害認識とハザードマップを比較して、災害認識の課題を明らかにしたり、理科教育における生物の地域性の取り扱いについて整理したりするなど様々です。「現状を再考して、最適解を考えるためにGISやGPS技術使うことが大切」と吉村先生は語ってくれました。

学生の研究として、札幌市内の国営公園で来場者の行動調査に着手

キミへのメッセージ

現状を可視化して再考することで、最適解を考える力を身に付けましょう

インターネットから多くの情報が得られますが、モノの見方や考え方が備わっていないと、それらを活かすことはできません。GIS等の技術を使って現状を可視化し再考することで、最適解を考える力を身に付けましょう。

「スキー場のすぐ近くに住み、スノーボードはライフワークでほぼ毎日滑っている」という吉村先生

吉村 暢彦先生

専門分野:GIS、GPS、リモートセンシング
北海道大学への進学を機に、雪とスノーボードに魅せられ、北海道に定住。GISやGPS、リモートセンシングを活用して、釧路湿原等の自然再生事業・星野リゾートトマム、ソロモン諸島の持続可能な森林管理の支援等、国内・国外の環境保全・地域づくり等に関する様々な仕事を行い、2023年より酪農学園大学講師として着任。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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