北海道を拠点とした食品の卸をしている会社の商品開発部で、量販店やスーパーで販売する商品の開発に携わっています。食品メーカーさんと協力して、北海道の食材の魅力を伝える商品を開発する役割で、メインで担当しているのはアイスクリームやプリンなどの乳製品や冷凍食品。道外での販売を見据えて開発した、帯広のソウルフード「豚丼」の冷凍商品は、使用する原料や作り方、価格などを試算して、帯広のメーカーさんとの連携で商品化し、お客様からの反応も好評でした。入社して4年目。現在ではメーカーさんとの信頼関係も深まり、自分が作りたい商品やアイデアなどが、実際に商品として決まることも多く、とてもやりがいを感じています。
大学では、畜産関係の知識や食品流通の知識、乳製品や肉の加工などの過程を実践的に学びました。食品について幅広く学んだからこそ、商品の原価のことや作業工程などの知識がメーカーさんとの商談でも活かされていると感じます。今、勤務している当社のことも「食品の流通論」という授業内で知り、興味を持ちました。メーカーさんと得意先さんとの「橋渡し」をする大変な仕事だなという印象でしたが、それだけ多くの商材を扱えるという部分に魅力も感じましたね。ゼミでは農業機械についても学んでおり、就職活動でも食品関係に限らずさまざまな分野を視野に入れて行っていました。将来の選択肢が広がるのも酪農学園大学ならではの特長ですね。
入社したての頃は、商品の知識が乏しく、また物流の流れや商品のスペックなどの問題でつまずくことも多かったですが、今では商談でスムーズに話が進むようになり、自身の成長を感じています。今後の目標としては、商品開発としての経験を積んでから、営業として実際に商品の販売に携わってみたいですね。販売の経験が無い状況での商品開発は大変な部分もあり、営業の方に意見を聞くことも多いので、実際に現場に立ってみることで商品開発の視点も変わってくると思います。いつか自分が開発した商品を、自分の手で販売できるよう、もっと経験を積み目標に近づきたいです。
日本アクセス北海道株式会社 商品開発部 勤務/農食環境学群 循環農学類卒/2019年3月卒/社会の役に立つ仕事をしたいと考え、食品や農業の専門知識を学ぶことを選択し酪農学園大学へ進学。また、酪農学園大学の剣道部は歴史があり、小学生から高校生時代まで熱心だった剣道を続けられることも、この大学を選んだ理由のひとつだそう。趣味は釣り、昨年からゴルフも始めるなどして、休日もアクティブに過ごしている段坂さん。