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  • 山本 奈美先生(食農社会学・持続可能なフードシステム論・オルタナティブな食農ネットワーク論)

私立大学/京都

メイジコクサイイリョウダイガク

こんな先生・教授から学べます

「食べること」から、未来へのヒントを探る先生先生

食農社会学・持続可能なフードシステム論・オルタナティブな食農ネットワーク論
農学部  (2027年4月設置予定(構想中))
山本 奈美先生
先生の取組み内容

私たちの「食」は、食料自給率低下や農村の疲弊、健康問題、生物多様性の喪失や気候変動など、多くの社会的課題と深くかかわり合っています。しかし、食と農のつながりが薄れ、こうした問題を「自分ごと」と捉えにくいのが現状です。
そこで私は、食と農の社会的なつながりを結びなおす取り組みを研究しています。たとえば、有機農業を軸に生産者と消費者が協力し合う「産消提携」や、在日ブラジル人コミュニティが故郷の野菜を育て、食文化を分かち合う活動、地域に伝わる昔ながらの農と食の知恵がもつ、自然環境や地域社会との結びつきなどです。
食と農に織り込まれたストーリーは、「食」が生命維持にとどまらず、人と社会を結び直し、持続可能な農業と食の未来を形づくる力を備えているのではないか――そんな探究心に駆られて研究を続けています。

食べる人と作る人の間にあるストーリーを紐解き、その営みがもつ可能性を社会に還元したいです

授業・ゼミの雰囲気

持続可能性を志向する農業と食の学術的知見や実践の学びを通じて、自らと社会の“当たり前”を問い直す

山本先生の授業は、「当たり前を疑う力」と「違和感から問いを立てる力」を重視しています。
たとえば、「有機農業は手間がかかる」「店には年中食料品が並ぶ」といった身近なイメージに対しても、国内外の事例や学術的知見・議論を参照しながら社会・環境・経済との関係を考察します。
また、自然豊かな大学周辺の環境を活かし、農家の方々から実践的に学ぶフィールドワークも行い、地域課題ともつなげていきます。
こうした教室内外での対話と実践を行き来する学びを通して、自らで問いを深め、新たな発想を生み出す力を育んでいきます。

食にまつわる“当たり前”を疑い、地域の農とつながる実践を通じて、新しい気づきと発想を育みます

キミへのメッセージ

みんなで育てて食べる楽しさが、社会を動かす

土と生きものが支え合う世界に出会うと、食や社会の見え方がガラッと変わります。そして何より「美味しいものを皆で育てて食べること」は本当に楽しいものです。ぜひ共に未来の社会を変える可能性を探求しましょう!

山本 奈美先生

関西外国語大学 外国語学部 スペイン語学科卒業後、企業や国内外のNGOに勤務。その後、オランダ・エラスムス・ロッテルダム大学国際社会科学研究所開発学修士課程および京都大学大学院農学研究科博士後期課程を修了。有機農場の経営、カリフォルニア大学サンタクルーズ校環境学部客員博士研究員をはじめ、多様な実務・研究経験を経て、2025年4月より明治国際医療大学基礎教養講座助教に着任。2027年4月開設の農学部を担当予定。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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