![]() 2027年度 |
明治国際医療大学
農学部 2027年4月設置予定(構想中) |
定員 | 農学部/100名 |
---|---|
学費 (初年度納入金) |
2027年度納入金:146万円(入学金含む) |

「京都を再耕」する。医食同源・有機農業をベースに、社会課題を解決する農学を学ぶ
2027年4月、新たに「有機農業」に特化した学びを展開する農学部 食農エコロジー学科(仮称) を開設予定。キャンパスのある京都府 南丹地域全域を学び舎に、地域の課題解決に取り組みながら実践的に学びます。
食は、病気やケガの予防から治療まで医療において欠かせない重要な要素です。医療系大学である本学は、「医食同源」の考えのもと、安全で健康を支える食のあり方を、化学肥料や農薬に頼らず、土や生態系の力を活かす「有機農業」をベースに科学的に探究します。さらに、地域と連携しながら、生産・加工・流通までを学び、地域活性化や社会課題解決にも貢献し、医療と食、農業を融合することで、持続可能な人と地域の健康な未来を創造します。
京都府南丹地域を学び舎に、有機農業を活用した課題解決を学ぶ
農業法人や自治体、NPOなど、多様な団体や人々と連携しながら、「有機農業」を活用して地域が抱える課題の解決に取り組みます。
地域活性化につながる新たな特産物づくりや、販売のためのルート確保など、さまざまな実践的なプロセスに取り組みながら、「耕す・育てる・販売する」を総合的に学びます。
地域の人々と課題解決に取り組み、その経験を通して「食」と「農」をめぐる地域社会の仕組みを深く理解します。机上の学びにとどまらず、実際の現場で培った知識と技術を生かし、次世代の有機農業を担う力を養います。

多様な生きものと共存し、持続的な社会を築く「有機農業」
「有機農業」とは、単に「化学的に合成された肥料や農薬を使わない農業」ということにとどまらず、森や田畑にすむ昆虫や小動物、草花や微生物など、多様な生きものが関わり合う生態系そのものと向き合う営みです。
人の健康を守るだけでなく、土や水を清らかに保ち、生命の循環を大切にしながら、地域社会や自然環境と共存することをめざしています。
2027年4月に開設予定の農学部 食農エコロジー学科(仮称)では、「有機農業」を軸にしつつ、生態系や環境との調和を重視した学びを展開します。実践的な取り組みを通して「自然とともに生きる知恵」を養い、社会や地域に還元できる人材の育成をめざします。
「農業」「社会」「食品」を専門的に学ぶ3つのコース
学生一人ひとりが自分の興味・関心に応じた学びを経験できるように、「農業」「社会」「食品」をテーマとした3つのコースを用意しています。

アグロエコロジーコース(農業)
土の性質や植物の働き、虫や微生物といった生きもの同士のつながりを知ると共に、農業を支える仕組みの理解を深めていきます。
さらに、生態学・土壌学・植物生理学などをベースに、科学的に農業をとらえる視点を養います。
そのうえで、環境への負荷を抑えながら収穫を高める「環境共生型農業」を実践的に探究。多様な生きものを守り、土を健やかに保ち、水を効率よく使う方法を学びながら、未来の農業を担う力を育てます。
食農システムコース(社会)
食や農業にかかわる世界は、生産だけでなく、流通や消費など多様なプロセスが繋がり合って成り立っています。
その仕組みを一つひとつ丁寧に理解した上で、市場調査や消費者の行動分析、ブランドのつくり方や情報の発信方法など、マーケティングの専門的な知識を習得します。
食と農の特性を踏まえながら、有機農業を活かした持続可能なビジネスのかたちを創造する力を育てます。
オーガニックフードコース(食品)
人々のニーズに応える食品を生み出すためには、その特性や魅力を最大限に活かす工夫が必要です。
有機食材が持つ栄養・機能性を最大限に引き出す加工技術や、食の安全を守る衛生管理を学び、どのようにすれば「有機」という価値を消費者に伝えられるのかを探っていきます。
さらに、商品開発の流れを一つひとつ理解し、実際に「安心で魅力ある食品づくり」に挑戦しながら、有機食材を社会へと広げ、人々の暮らしに貢献できる人材をめざします。

「居住型キャンパス」で地域とともに学ぶ、新しい大学のかたち
大学では、学生寮やシェアハウスを活用して「居住型キャンパス」をめざしています。これは、学びと生活がひとつになるスタイル。南丹地域で暮らすことで、地域の方との出会いや、教科書では知ることができない“生きた学び”に触れることができます。また、地域の人たちと協力しながら、助け合う力も身についていきます。
「地域から学び、地域に還す」
そのサイクルを繰り返すことで、自分自身の成長を実感し、将来社会で必要とされる力を育むことができます。
地域の人々と協働しながら、「農」を通じて答えのない難題に挑む
私たちが育成をめざすのは、単に農作物を育てる技術者ではありません。
有機農業を次代の主流に育てあげ、人の健康を支える「医農連携」にも関わりながら、地域と共に新しい価値をつくっていく人材です。
学びの拠点となる京都府 南丹地域が抱える課題は、日本そのものの課題とも言えます。
高齢化、後継者不足、産業衰退……「答えのない難題」と向き合い、さまざまな人々と協働しながら、その解決策を模索することで、地域と日本の未来を支える力を養っていきます。
南丹の大地に、未来の可能性を芽吹かせ、花を咲かせていく――。
その挑戦を「自分の手でやってみたい」と思うあなたを、私たちは待っています。

※設置される学部・学科の名称や内容などは予定につき、変更される場合があります。
所在地 | 京都府南丹市日吉町 |
---|---|
お問い合わせ先 | 入試事務室 TEL:0771-72-1188 |