客室乗務員として国内線・国際線のフライトに乗務しています。
全日本空輸(ANA)が就航する都市の国内線・国際線のフライトに乗務し、国内線ではキャビンの責任者である主客室乗務員(チーフパーサー)を務めています。業務で意識しているのは「お客さまが機内で過ごす時間をよりよいものにしたい」という想い。一人ひとりの状況を察知し、気持ちに寄り添ったお声がけやサービスを心がけています。時折お礼の言葉や手紙を頂くこともあり、大きな励みになっています。客室乗務員は世界の最前線を肌で感じることができる仕事です。就航先の文化や世界規模のイベントなど、その時々でフライトの内容は変化します。日本と世界をつなぐインフラとしての使命を意識して、フライトに臨んでいます。
大学時代は興味のあることも苦手なことも、とにかく何でも挑戦するようにしていました。国際ビジネス学科では会計学やホスピタリティ・マネジメントについて学び、ディベート大会にも出場。実際に海外で働いてみたいと考え、アイルランドへの中期留学では現地のホテルでのインターンシップに参加しました。最初は「お客さまと関わる業務ができる」と思っていたものの、与えられた業務は掃除やグラス磨きがほとんど。それでも自分にできることを考え実行するうちに、「どんな仕事にも意味があり、その先にお客さまの笑顔がある」と気づくことができました。どんな状況でも前向きに捉え、自分で考えて行動する力がついたと思います。
航空業界をめざす学生向けの海外実習「エアライン・トレーニング・スタディ」で、客室乗務員の仕事を保安とサービスの両面から実際に体験し、航空業界への志望を固めました。空港でのインターンシップにも参加し、社員のみなさんが「仕事が楽しい」と誇りをもって働く姿を見たことで、航空業界への憧れがより強くなりました。名古屋外大の魅力は、目標に向かって努力する学生が多いところ。友人たちに刺激を受け、挑戦を続けたことで、自分の進路を見つけることができました。今後の目標は国際線の主客室乗務員資格をとり、後進の育成に努めること。お客さまもクルーも笑顔が溢れるフライトをつくるため、マネジメントスキルを磨きたいです。
全日本空輸株式会社/現代国際学部 国際ビジネス学科(2018 年4月 国際ビジネス学科をグローバルビジネス学科に名称変更)/2019年/飛行機に乗るときのワクワクした気持ちが忘れられず、航空業界に興味をもったという細萱さん。当初は他の業界にも興味を持っていましたが、名古屋外大での授業や海外実習を通して航空業界の知識を深めるうちに、「誰かを喜ばせたい」「さまざまな人と出会い、人生を豊かにしたい」という理想が叶えられる業界だと感じ、進路を決めました。現在は国内線の主客室乗務員の資格を持ち、国際線ではエコノミークラスの責任者を務めることもあるそうです。客室乗務員としてキャリアを積み、活躍の幅を広げています。
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