さまざまな視点や分野からバイリンガリズムについての研究をしています。はじめは語学に興味を持って英語学、言語を通して文化や社会にも興味をもったので社会言語学、いままでの学びを伝えるために教育学を学びました。教員としては、学生皆さんの外国語学習プロセスをサポートすることに努めています。例えば、様々な国の人々が話す英語や多様なグループ間の会話を聴いてもらい、国際的な視野と高いコミュニケーション能力を育めるように工夫をしています。本学は留学や研修システムが整っているので、多くの学生が海外留学やインターンシップ等に行っています。英語を話すのが楽しいと感じる機会をできるだけ多く持つことは、英語力獲得への近道。皆さんもぜひ、英語を話す機会を数多く持てるよう、いろんなことにチャレンジしてみてくださいね。
Let's have fun speaking English!
授業は英語で行なっており、「バイリンガリズムの実例や実生活での応用について取り上げ、みんなでディスカッションしています。例えば、自分たちの言語学習経験を振り返って発表してもらったり、他国のバイリンガリズムの在り方など具体的なテーマについて話し合います」と教えてくれました。この過程が学生にとって、英語で伝える・英語を理解する実践の場になり、さまざまな考え方に触れることにもなり、コミュニケーションや思考力を高められるそうです。
4年次のゼミでは学生がバイリンガリズムについて各自テーマを選び、タン先生の指導のもと研究をしています
本学では英語で行う授業、英語で専門分野を学ぶ演習科目もあるので、英語力の向上を実感する機会がたくさんあります。英語のみならず、さまざまな言語の学習をきっかけに、世界への扉を開いてみませんか?
これまで多くの国と文化に触れてきたタン先生に、諸外国の事情や英語について教えてもらいましょう!
専門科目:英語学、外国語教育、教育社会学
英国バンガー大学大学院 博士課程修了。博士課程修了と並行して同大学で非常勤講師を務め、その後、日本国内の大学で教育・研究を経て、現職の大学で准教授として勤務。タン先生は「バイリンガリズムに関する講義等を通して、国籍や人種を超えて、共に生きていける社会のために何ができるのかを考えるきっかけになることを願っています」と話してくれました。
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