変化する社会や環境の中で、災害に強い街づくりに必要なのは人の力
建築都市デザイン学部 都市工学科 三上貴仁 先生
今、地球規模で様々な自然災害が起こっています。
中でも津波や高潮・高波が発生すると、インフラ設備が被害を受けて都市機能がマヒするなど甚大な被害が生じます。
都市工学科の水圏環境工学研究室では、そういった災害の発生メカニズムや被害形態を調査しています。
現在は災害が起こると、被災地の写真や動画が次々とネットにアップされ、様子を知ることができます。しかしその発生メカニズムや被害規模の解明には、詳細な地形の特徴や場所ごとの被害状況をきちんと把握することが重要です。
都市工学科の三上貴仁先生が特にそう感じたのは、2018年にインドネシアで発生した大きな津波災害です。現地で津波が押し寄せた範囲や被害規模などのデータを収集し、地震の規模
から予想される津波の大きさと照らし合わせてみたところ、理論上は実際の高さほどの津波は起こり得ないことが分かったのです。
ではなぜ5mを超えるような高さになったのか。
現地の地形や数値シミュレーションの結果を踏まえると、実は地震に伴う海岸での地すべりが津波の主たる要因となっていたことが判明しました。
こういったデータを蓄積していけば、AI技術等の発展とともに迅速な被害予測もできるようになるでしょう。しかし社会状況や地球環境は日々変わっていきます。
だから大事なのは人。
現地に赴いて明らかになった事実や、最新の情報・知識を組み込むことで正確な災害像を予測できるはずです。
また、こういった災害の知識を持つ学生たちが、例えばゼネコンや自治体など多様な業界に就いてくれたら、災害にもっと強い街づくりを実現できます。
東京都市大学で、持続可能な都市を創る第一歩を踏み出してみませんか。
中でも津波や高潮・高波が発生すると、インフラ設備が被害を受けて都市機能がマヒするなど甚大な被害が生じます。
都市工学科の水圏環境工学研究室では、そういった災害の発生メカニズムや被害形態を調査しています。
現在は災害が起こると、被災地の写真や動画が次々とネットにアップされ、様子を知ることができます。しかしその発生メカニズムや被害規模の解明には、詳細な地形の特徴や場所ごとの被害状況をきちんと把握することが重要です。
都市工学科の三上貴仁先生が特にそう感じたのは、2018年にインドネシアで発生した大きな津波災害です。現地で津波が押し寄せた範囲や被害規模などのデータを収集し、地震の規模
から予想される津波の大きさと照らし合わせてみたところ、理論上は実際の高さほどの津波は起こり得ないことが分かったのです。
ではなぜ5mを超えるような高さになったのか。
現地の地形や数値シミュレーションの結果を踏まえると、実は地震に伴う海岸での地すべりが津波の主たる要因となっていたことが判明しました。
こういったデータを蓄積していけば、AI技術等の発展とともに迅速な被害予測もできるようになるでしょう。しかし社会状況や地球環境は日々変わっていきます。
だから大事なのは人。
現地に赴いて明らかになった事実や、最新の情報・知識を組み込むことで正確な災害像を予測できるはずです。
また、こういった災害の知識を持つ学生たちが、例えばゼネコンや自治体など多様な業界に就いてくれたら、災害にもっと強い街づくりを実現できます。
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この先生・教授に出会えるのは・・・
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社会の中核となり、人・社会・自然が共生する都市環境を実現する技術者を育てる。