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私立大学/東京・神奈川

トウキョウトシダイガク

AI、ビッグデータで街を「把握」する。未来都市をつくり出すための第一歩。

建築都市デザイン学部 都市工学科 秋山祐樹 先生
人気エリアの一つ、東京都世田谷区。
子ども連れや若者の姿も多く、活気が溢れる街という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。

しかし意外にも、世田谷区は今「空き家問題」に直面しています。
過疎化が進む地方だけでなく首都圏でも、少子高齢化による人口減少などの影響で空き家が増え続けているのです。
空き家は災害時の倒壊リスクがあるだけでなく、街の景観や土地活用を考える上でも大きな課題になっています。

そこで都市工学科の秋山祐樹先生は、自治体や企業と共同で、ビッグデータやA Iを活用して空き家の分布状況を把握する研究を行っています。

自治体の持つ住民基本台帳などのビッグデータを基に空き家の分布を推定する方法や、ドローンを飛ばして家の中の「熱」を検知し、人が暮らしているかをAIで判断する方法など、様々なアプローチを実施。

これまで一軒ずつ人の目で判断していた調査方法と比べ、スピードや正確性の向上が期待できます。

空き家のある土地を把握し、有効な活用方法を検討することは、活気のあるまちづくりを考えるための大事な一歩になるはずです。
現在、技術の発展で都市にまつわる多くのデータが収集できるようになりましたが、その活用は未だ十分ではありません。

データを有効に使うことで、空き家問題をはじめとする都市の多様な問題を把握し、解決するためのヒントを得ることができる。
ビッグデータやA Iの力で、未来の都市を考えていきます。

「データ保有企業・自治体との共同研究」
計画マネジメント研究室では、複数のデータ保有企業や自治体との共同研究を行うため、他ではなかなか触ることのできない大規模な空間情報や最新のビッグデータを活用した研究を行うことができます。
最近ではある自治体から依頼を受け、自治体の情報共有や意思決定をスマート化するための仕組みづくりや、街のスーパーシティ化推進に取り組んでいます。
東京都市大学(私立大学/東京・神奈川)
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