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私立大学/東京・神奈川

トウキョウトシダイガク

地球温暖化のさらなる進行を防ぐには、エンジンのさらなる効率アップが急務といえます

理工学部 機械工学科 三原雄司 先生
日本では今、国家プロジェクトとして自動車用「内燃機関」の効率を50%以上に向上させることをめざしています。これは、エンジンの熱効率を更に高め燃費を向上させることで、環境負
荷の低減に大きく貢献すると考えられているためです。

国際エネルギー機関の報告でも、2050年時点でも過半数の自動車がガソリンエンジンなどの「内燃機関」を使用していると予
測されています。

今後数十年間、自動車の動力が内燃機関、内燃機関とモータを併用したプラグインハイブリッド、モータ単体、燃料電池(FCV)に向かって行くなか、機械工学科の内燃機関工学研究室では、エンジン内部の摩擦を低減しつつ、燃焼によって生まれる熱を無駄なく動力に伝えるエンジンの構造・仕組みを発案しています。
また、世界で本研究だけが持つ「薄膜センサー技術」によるエンジン内部の現象の解明にも取り組んでいます。

薄膜センサーは、エンジン内部の部品表面に貼り付けることで、エンジン本来の動きを邪魔せずに温度や圧力などの詳細かつ正確な測定を実現します。

これによりエンジン内部で起こる現象を分析してより高効率な構造を設計できるだけでなく、データを基にシミュレーションシステムを開発し、新エンジンの燃費をパソコン上で試算することが可能に。

既に他大学、日本の自動車メーカーとの共同研究が進んでい
ますので、早急に世界のCO2排出量を削減できるエンジンの開発に貢献したいと考えています。
東京都市大学(私立大学/東京・神奈川)
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