災害弱者が安心できる街をつくることは、誰もが快適に暮らせる環境をつくることです。
環境学部 環境創生学科 丹羽由佳理 先生
地震や台風、河川の氾濫などの災害が起きたとき、誰もが同じように避難できるわけではありません。
足腰の弱いシニア世代は周囲のサポートを必要としますし、子ども連れのベビーカー利用者は階段や急な坂道がバリアとなります。他にも日本に慣れていない外国人など、災害時の避難に
時間がかかる人たちは「災害弱者」と呼ばれます。
環境創生学科の丹羽研究室(都市環境分析)では、災害弱者を対象に、避難時の移動のしづらさを具体的な数値で表し、安全・安心な都市環境の構築に活かす調査・分析をおこなっています。
例えば、自宅から避難場所へ向かうルート上にある階段や坂道などのバリアを考慮して、高齢者の歩行アクセシビリティをGIS(地理情報システム)で解析しています。
また水害時に「どのように災害情報を収集し、どこへ避難しようと考えたのか」といったアンケート調査を行います。その結果を踏まえて避難場所の最適配置や歩道の歩きやすさなど、都市環境の改善策を検討します。
もちろん、これがただの分析で終わってしまっては意味がありません。私の研究室で大切にしているのは、その結果を実社会にフィードバックすること。
最近では行政や民間企業と一緒になって、都市型水害に備えた防災・環境のシナジーを生み出すプロジェクトに着手しています。
災害時に使いやすい街づくりをすることは、普段から誰もが使いやすい街をつくることでもあります。
災害対策を通して、人が快適に生きられる街づくりをしてみませんか?
足腰の弱いシニア世代は周囲のサポートを必要としますし、子ども連れのベビーカー利用者は階段や急な坂道がバリアとなります。他にも日本に慣れていない外国人など、災害時の避難に
時間がかかる人たちは「災害弱者」と呼ばれます。
環境創生学科の丹羽研究室(都市環境分析)では、災害弱者を対象に、避難時の移動のしづらさを具体的な数値で表し、安全・安心な都市環境の構築に活かす調査・分析をおこなっています。
例えば、自宅から避難場所へ向かうルート上にある階段や坂道などのバリアを考慮して、高齢者の歩行アクセシビリティをGIS(地理情報システム)で解析しています。
また水害時に「どのように災害情報を収集し、どこへ避難しようと考えたのか」といったアンケート調査を行います。その結果を踏まえて避難場所の最適配置や歩道の歩きやすさなど、都市環境の改善策を検討します。
もちろん、これがただの分析で終わってしまっては意味がありません。私の研究室で大切にしているのは、その結果を実社会にフィードバックすること。
最近では行政や民間企業と一緒になって、都市型水害に備えた防災・環境のシナジーを生み出すプロジェクトに着手しています。
災害時に使いやすい街づくりをすることは、普段から誰もが使いやすい街をつくることでもあります。
災害対策を通して、人が快適に生きられる街づくりをしてみませんか?
この先生・教授に出会えるのは・・・
東京都市大学 環境学部 環境創生学科
生態環境と都市環境を理解し、人と自然の持続的な共存を実現する専門家を養成。