私の専門は日本画で、日本画を中心としたアーティスト活動を行いながら幼保の保育現場で活動しています。美術大学在学中に、非常勤のアルバイトとして保育園で保育業務に就き、卒業後も作家活動を支えるために保育を継続。保育業務に関わる中で、アートが保育の「付属物」になっている現状に違和感を受け、以来、保育とアート教育の関わりについて研究を進めています。研究分野はアーティスト視点に教育的な観点を持ち、乳幼児の保育にアプローチをしています。
常に創造的な乳幼児の活動について学び、幼児の興味関心や遊びから学ぶ数々の事象を考えていきます。「図画工作」では、自らも造形体験を通し描くことやつくることを楽しむ中で、大人と子どもの表現の違いや子どもの表現の可能性を学び、子どもの視線の先を広い視野で見ていける指導者の自覚を育みます。さらに、「図画工作演習」では、日ごろ手にしない学校教育で使用していた教材を再度手にし、表現することの楽しさを再発見するとともに、自身の教育活動に生かす手立てとなる教育的な側面を模索していきます。
「絵が下手で…」「絵が苦手」といった悩みから、教育実習などの保育現場で萎縮している学生がいます。子どもと向き合う表現活動はそういう大人目線のことではありません。では何か…、それを授業でお話しします。
専門:日本画、乳幼児の表現領域、芸術学、教育学
多摩美術大学日本画科卒。日本画を中心としたアーティスト活動をしながら、幼保の保育現場で活動。作家活動は日本画に固執せず、表現手段として最良と感じる表現方法を採用。制作テーマは「0距離から社会の情勢まで、問いかけてみる」。日常で自身が触れた事象に対し、それらの事象に問いと自身の考えを添えた作品展開を行っている。