進化し続ける街・渋谷の中心に位置する渋谷エクセルホテル東急へ入社し、約1年間のカフェラウンジでの勤務を経て客室部門へ異動。現在、フロントレセプションの仕事をしています。ご利用いただいている約7割の方がインバウンドの連泊されるお客様で、ホテル全体が一丸となって満足いただける滞在をご提供できるサービスに取り組んでいます。この仕事の魅力は、世界各国からお越しいただいたお客様との出会いです。何度もお会いする機会のある長期滞在のお客様から、顔を覚えて温かいお声をかけていただいた時や、「また、必ず来ます」とチェックアウトされるお客様の笑顔を見ていると、ホテルの仕事に就いてよかったとやりがいを感じます。
私がホテル業界を目指したきっかけは、幼少期から恒例だった家族旅行です。流暢な英語で海外からのお客様と接するフロントスタッフの姿を見て、憧れを抱いていました。私の憧れは、在学中に履修した「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」の授業を通じて確固たる目標になりました。授業では、ホスピタリティ業界での実践的な英会話や接遇する上での心構えなどを学びました。実際に業界で活躍されているゲスト講師による講義も刺激的で、私もこの先生のようになりたいという思いが強くなりました。また、6カ月におよぶニュージーランドへの留学も、生きた英語に触れるよいチャンスとなりました。
憧れだった客室部門へ異動して、約5年が経ちました。以前、あるお客様から観劇チケットと人気レストランの手配のご依頼を受けました。人気レストランの手配は容易ではありませんでしたが、チェックアウト時に“You made our vacation memorable and meaningful.”(あなたは、私たちのバケーションを思い出深く、有意義なものにしてくれました。)と書かれた手紙をいただき、とても嬉しく、達成感を得ることができました。この経験から、お客様の心に残る滞在をお手伝いできるようにもっと知識を増やし、感性を磨いて、お客様から頼りにされるコンシェルジュのような存在でありたいと考えています。
渋谷エクセルホテル東急 客室部門/文学部 英語英文学科/2017年卒/「周りの人を喜ばせられる存在であるように」という、幼少期からのご両親の教えのもと、お客様はもちろん、共に働く仲間や同僚にも常に気を配るように心がけているという遠山さん。ベストアソシエイツとして社内で表彰された経験があり、それがモチベーションにもなっているという。お客様に頼られる、より質の高いサービスを提供できるフロントレセプションを目指している。