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究極のエンジンでCO2削減!そしてCO2を排出しない自動車の実現へ

理工学部 機械工学科 教授 飯島晃良
飯島研究室では、究極のエンジンを実現するための研究を行っています。エンジンは、車・バイク・建機・船・飛行機など、様々な機械の動力源として用いられ、私たちの生活を支えています。環境・エネルギー問題との結びつきも強く、社会的にも関心が高いため、世界的に高度でかつ速いペースで研究開発競争がくり広げられ、日々新しい技術を生み出しながら進化を続けています。
自動車からのCO2排出問題は、単純に、「電気自動車(EV)を増やせば解決する」というものではありません。EVのバッテリーに充電するための電力を発電所などで発電する際にCO2が発生するためです。また、電池の耐久性、安全性、電池の廃棄とリサイクル、航続距離、充電時間、EVによる電力需要の増大への対応法などの課題もあります。
世界全体での自動車の普及台数は、これからさらに増えていく見込みです。自動車は、スマートフォンと同じように、「個人が買える」位の値段でなければ普及しません。エンジン車は、低コストで作れるのも特徴です。ハイブリッド車は、エンジン車とEVの得意不得意を互いに助け合って「コスト・信頼性・燃費」を高い次元で両立させようとする自動車です。ハイブリッド車には、エンジンが搭載されています。そのため、世界全体ではエンジンを積んだ車がこれからさらに増えると予想されます。だからこそ、高い熱効率を持った低CO2排出の究極のエンジンが求められます。
日本大学では、超希薄燃焼、HCCI(予混合圧縮着火)燃焼、プラズマアシスト燃焼など、「究極エンジン」実現に向けた研究を行っています。将来的には、再生可能エネルギーなどから生成するCO2フリーの燃料を用いて、ゼロレベルCO2排出の究極の燃焼の実現を目指します。
大学の授業で、熱力学、流体力学、機械力学、材料力学、機械工作法、内燃機関などの基礎理論を学びます。加えて、機械設計製図、機械工学実験を通じて設計製図と実験研究のスキルを身に着けます。
研究室では、それらのスキルを活かして、自分たちでエンジンや装置を設計・製作します。自分で設計した「世界に一つだけのエンジン」で、誰も見たことがない新事実を探り、その成果を国際会議などで研究発表します。これらのプロセスを通じて実力と自信をつけて、世界に飛び立ちます。
<メッセージ>
皆さんも、ものづくりの基盤である機械工学を学んで、世界を動かしませんか?
日本大学(私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡)
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