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分子の分布・挙動から生命現象を探る

理工学部 物質応用化学科 助教 松下祥子
 私が所属している物質生命化学研究室では、「難治性疾患の病態解明と新規治療法の開発」に挑んでいます。特に興味を持って取り組んでいる疾患は、生活習慣病の一つである糖尿病とそれに伴う糖尿病性腎症です。世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、糖尿病および糖尿病合併症の早期発見・早期治療が求められています。合併症の中でも、糖尿病性腎症が進行すると、腎機能を補うために週に3回4時間程度の血液透析治療が必要となり、生活の質(Quality of Life: QOL)が低下してしまいます。多くの方が健康的な生活を長く送れるよう、私たちは細胞や動物組織を使って、どのような分子が、どのくらいの量、どの部位で変動するのかを明らかにし、疾患発症・進展に繋がる分子の挙動を解析しています。学科の強みを活かした有機・無機化合物による化学反応や同位体修飾化合物を利用した生体内分子のラベル化、大型装置を利用した網羅的な低分子代謝物やタンパク質修飾、遺伝子発現変化解析など、既存の分析手法だけでなく、新しい分析手法の開発に取り組み、学生の皆さんと一緒に生命の謎に挑んでいます。
 物質生命化学研究室では、他にも神経変性疾患であるアルツハイマー病やパーキンソン病、老化に伴って発症する白内障や皮膚の構造変化、悪性腫瘍など様々な難治性疾患を対象に研究しています。これらの難治性疾患の病態解明に挑むことで、多くの方が【健康で活き活きと活躍できる社会作り】に貢献していきたいと思っています。
 物質応用化学科では皆さんの好奇心を刺激する幅広い化学分野の最前線研究が行われています。新しい材料を作ってみたい、生命の謎に迫りたい…などなど、皆さんの夢(Mission)へ、情熱(Passion)を持って、一緒に研究(Action)しませんか?物質応用化学科でお待ちしています!
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