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日本工業大学、2021年品質工学会学生賞を受賞!
2021/5/20
日本工業大学 機械システム工学専攻博士前期課程2年の舟山善貴さん(二ノ宮進一研究室所属)の研究が2021年品質工学会学生賞を受賞し、3月24日に表彰状と記念品が授与された。
受賞研究名は「MT法(マハラノビス・タグチ法)による音声および打音の判定技術に関する研究」。
音にかかわる良否判定は、生産現場で多用されているが、正解か否かの妥当性のエビデンスを得ることが難しく、作業者の経験に依存している。
舟山さんは、音声の話者認識と打音検査の2つのテーマについて、MT法とよばれる多変量解析を応用した判定の閾値の明確化に取り組んだ。
音の解析に一般的に用いられるFFT解析では自動判定することが困難な事象に対して、人間の聴覚心理に基づく音波形振動解析等を活用し、正常時波形を振動数帯域毎に分割してパターン化することで、任意の周波数帯域の経時変化に対応できる評価法を提案した。
これまで人間の感覚に依存していた官能的評価を数値化できることを示している。
受賞に際し舟山さんは「AIの時代に、簡便な方法で音の判定に必要な新しい『ものさし』を作る研究に一所懸命取り組みました。コロナ禍で活動制限がありましたが、最終的に研究が評価されたことは素直に嬉しいです」とコメントしている。
■詳細リンク先(https://www.nit.ac.jp/topics/2021-1)
受賞研究名は「MT法(マハラノビス・タグチ法)による音声および打音の判定技術に関する研究」。
音にかかわる良否判定は、生産現場で多用されているが、正解か否かの妥当性のエビデンスを得ることが難しく、作業者の経験に依存している。
舟山さんは、音声の話者認識と打音検査の2つのテーマについて、MT法とよばれる多変量解析を応用した判定の閾値の明確化に取り組んだ。
音の解析に一般的に用いられるFFT解析では自動判定することが困難な事象に対して、人間の聴覚心理に基づく音波形振動解析等を活用し、正常時波形を振動数帯域毎に分割してパターン化することで、任意の周波数帯域の経時変化に対応できる評価法を提案した。
これまで人間の感覚に依存していた官能的評価を数値化できることを示している。
受賞に際し舟山さんは「AIの時代に、簡便な方法で音の判定に必要な新しい『ものさし』を作る研究に一所懸命取り組みました。コロナ禍で活動制限がありましたが、最終的に研究が評価されたことは素直に嬉しいです」とコメントしている。
■詳細リンク先(https://www.nit.ac.jp/topics/2021-1)